ついに出るぞ本気プリウス!新型プリウスPHVでトヨタが電動化へ本格始動!2代目充電プリウス成功なるか(1/2)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:和田清志/茂呂幸正/トヨタ
デザインは好評の新型プリウスPHV、気になる価格設定は
本来なら昨年秋に発売する予定だったトヨタの新型プリウスPHVが2017年2月15日にデビューすることになった。
トヨタの電動化推進策第1弾ということで、ぜひとも成功させたいハズ。すでにデザインは高く評価されている。
果たして国内市場でクリーンヒットを飛ばせるだろうか?じっくり考えてみよう。
といっても売れ行きを占うことは難しくない。以前から言われている通り、環境問題にボランティアなどない。「車両価格+ランニングコスト」が標準車と同等または安ければ売れるし、高ければ間違いなく売れない。
>>トヨタ 新型プリウスPHVを写真でチェック(画像117枚)
ということで重要なのが新型プリウスPHVの価格である。Webで出回っている価格は以下の通り。
・Aプレミアム 422万2800円
・Aレザーパッケージ 406万6200円
・A 380万7000円
・Sナビパッケージ 366万6600円
・S 326万1600円
新型プリウスPHVの『S』と標準の新型プリウス『S』(247万9091円)の実質的な装備差は8万4600円の自動ブレーキくらい。
新型プリウスPHVは、クラウン マジェスタのような位置づけ?
したがって、標準の新型プリウスと新型プリウスPHVの価格差が69万7909円になる計算。購入時に使える補助金の額は現時点で不明ながら、アウトランダーPHEVで13万2千円(2016年度)だったことを考えれば、上を見て10万円か。
したがって価格差はざっくり約60万円。『環境問題にボランティア無し』という定説を当てはめると、プリウスより燃料コストで60万円安くないと厳しい。果たして60万円を取り戻せるだろうか?
年間1万kmを電気で走ったとして、新型プリウスPHVは3万円安く付く。つまり20万km走らないとペイしないのだった。
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