次期型プリウスの全貌が見えてきた! 兄弟車が存在し、コスパ重視モデルも

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2013年に東京モーターショーでお披露目されたFCVコンセプト MIRAIのフロントスタイル 2013年に東京モーターショーでお披露目されたFCVコンセプト 2012北米ショーでお披露目されたNS4コンセプト MIRAIのリアスタイル MIRAIのインパネ回り MIRAIのインテリア 現行プリウスの室内 現行プリウスの室内 現行プリウスのハイブリッドシステム 現行プリウスα 画像ギャラリーはこちら

9月8日にラスベガスで公開されると言われる次期型プリウス最新情報

2013年に東京モーターショーでお披露目されたFCVコンセプト

9月8日にラスベガスで公開されると言われる次期型プリウスの情報やスクープ写真が続々と出てきた。最も気になるエクステリアだけれど、ウワサ通りミライと同じデザインテーマを採用している。

現行プリウスの場合、明確な5ドアHBボディながら、次期型を見るとミライのシルエットにそっくり。おそらく空気抵抗を追求した形状なのだろう。トランクを付けることも可能だと思えるほどリアが長い。

ボディサイズは全長4550mm×全幅1770mmで確定。現行モデルで4480mm×1745mmだから、一回り大きく幅広のボディになる。

現行プリウス最大の弱点、高速巡航速度の引き上げは?

現行プリウスの室内現行プリウスのハイブリッドシステム

一方、車重は同等をキープするようだ。インテリアも大きく変わる。センターメーターコンセプトこそ引き継ぐものの、センターコンソールに大型の液晶画面を設置。コストダウンしすぎて安っぽいインテリアになってしまった現行モデルの反省か?

また、使い勝手が悪かった運転席と助手席に存在した「壁」を無くしている。

パワーユニットは現行と同じ1,8リッターのアトキンソンサイクルで、僅かなパワーアップを行う模様。

現行プリウス最大の弱点となっている高速巡航速度の引き上げを狙うと思われていたが、燃費を追求したため実現出来なかった?欧州市場に於けるプリウス最大の弱点は巡航速度の低さ。

プリウスの価格帯になると燃費がほぼ同等のディーゼルと真正面からバッティングしてしまう。そしてライバル達は余裕で200km/h巡航が可能。だからこそ現行モデルはタクシー御用達というイメージから抜け出せない。

欧州市場のみパワーアップさえるというチョイスもある?

次期型プリウスは価格もワイドレンジ

2013年に東京モーターショーでお披露目されたFCVコンセプト2012北米ショーでお披露目されたNS4コンセプト

興味深いのは、販売台数の半分程度が40km/Lになるという情報。

もう一つ。生産台数の半分はリチウムイオン電池を採用しているらしい。つまり40km/Lを実現しているリチウムイオン電池仕様だけでなく、コストパフォーマンス重視のニッケル水素電池仕様もあるということ。確かに燃費を考えればリチウムイオン電池の方が有利。

さらにアルファードに対するヴェルファイアのような兄弟車も存在するようだ。販売台数の多さを考えれば当然の選択だと思う。

ここまで読んで予想できるとおり、どうやら次期型プリウスは価格もワイドレンジになりそう。240万円スタートで上は350万円程度か。

また続報入り次第、新型プリウス情報お届けしたい。

[Text:国沢光宏]

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国沢 光宏
筆者国沢 光宏

1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない(本人談)Webサイトを運営中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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