50万円以下で買えるプリウス激安中古車は買ってもいいのか!? その答えは駆動用バッテリーが鍵を握る

画像ギャラリーはこちら

半導体による自動車の生産調整、そしてコロナ禍の影響から新車を買っても納車までの期間が長引いている状況だ。となれば中古車という選択肢も視野に入れている人も少なくないはず。そこで今回は50万円以下で買える3代目プリウスにフォーカスし、実際買っても問題はないのか? といった気になることを分析する。結論からいえば選択肢としては大いにアリ! であるが、気をつけるべき問題もあるのだった。

目次[開く][閉じる]
  1. 50万円以下で買える個体多数! 3代目プリウスの中古車は超狙い目
  2. 駆動用バッテリーの寿命を気にする声多数。トヨタ認定中古車やバッテリー交換車両が安心!
  3. 結論! 3代目プリウスの激安中古車は大いにアリ

50万円以下で買える個体多数! 3代目プリウスの中古車は超狙い目

ハイブリッド専用車であるトヨタ プリウス。現行型(4代目モデル)は登場から、今年2021年には満6年を迎える。そのためまもなくのフルモデルチェンジもウワサされている状況である。

その一方で中古車市場には爆発的なヒット車となった2009年登場の先代型3代目モデルが豊富に流通している。

さらに3代目プリウスの中古車には車両価格が50万円以下という激安な個体も多数あり、3代目プリウスの中古車価格がここまで下がってくると興味を持つ人もいるだろう。

しかし、プリウスはハイブリッドという電動車だけに、とくに「駆動用バッテリーの寿命が心配」と思うのも当然である。

ここでは駆動用バッテリーの寿命や交換が必要になった場合の費用などを中心に、「50万円以下の中古激安3代目プリウスはアリなのか?」を考えてみた。

>>トヨタ 新型プリウスは高級車へシフトする!? 燃費性能とパワフルな走行性能を向上させるだけでなく、プラグインハイブリッドはRAV4 PHVに近い存在へ

駆動用バッテリーの寿命を気にする声多数。トヨタ認定中古車やバッテリー交換車両が安心!

トヨタのハイブリッドカーの駆動用バッテリーはクルマの寿命(15年、走行15万kmの早い方)と同じくらい使用できることが多数で、廃車まで交換不要という方が多い。

ただ、さすがに新車から12年から13年、走行15万kmあたりになると交換が必要となるケースもあるようで、この点から中古激安3代目プリウスに不安を感じるのも無理はない。

中古激安3代目プリウスを購入するお店や中古車そのものも考えていく必要がある。

トヨタの認定中古車ならバッテリー保証も! だが台数が少ないのがネガ

トヨタディーラーでの中古車購入なら初度登録から10年目、累計走行距離が20万kmまで(3代目プリウスならマイナーチェンジ後となる2012年式以降もののほとんど)、ハイブリッドカーは駆動用バッテリーも含めたハイブリッド関係の3年保証と納車前のハイブリッドシステムの診断書が付くので、心配ないといえる。

ただ、中古車検索サイトでこの条件に合致する50万円以下の3代目プリウスは片手で数えられるくらいしかなく、非常に買いにくいのも事実だ。

認定中古車意外ならバッテリー交換済み車両がオススメ

中古車検索サイトで「プリウス バッテリー交換」と入れると、少数ながら駆動用バッテリーを交換してある中古車もあり、そういった中古車なら当面は安心だろう。

また、トヨタディーラー以外でも駆動用バッテリーの保証を付けているお店もあり、こういった中古車も安心感は高い。

バッテリー交換は10数万円で可能! 安い中古車を購入して交換するのもアリ

中古車自体の選び方としては、虫のいい話かもしれないが、予算の中でなるべく年式と走行距離のバランスがいいものを選びたい。探してみると中には車両価格50万円以下でも2013年式、走行6万km台といったものもある。

それでも年式や走行距離などにより駆動用バッテリーの交換が必要になった場合、焦点となるのは交換費用だ。

3代目プリウスの駆動用バッテリーの交換費用は新品だと工賃込み20万円程度と、50万円程度で買ったクルマには痛い出費だ。

しかし、ディーラー以外の修理工場などだとリビルド品(保証が付くこともある、新品に限りなく近い再生品)を使ってもらうというのも可能で、リビルド品だと工賃込み12万円程度というケースが多いようだ。

こちらなら、プリウスは燃費の良さでガソリン代が浮くことも加味すると、払ってもいい金額と感じる人もそれなりにいるだろう。

結論! 3代目プリウスの激安中古車は大いにアリ

以上の要素を総合した結論は、駆動用バッテリーのリビルド品の存在も決め手に「中古激安3代目プリウスはアリ」である。

とくにそれほど長くない期間(車検期間1回の2年くらいが目安だろうか)と割り切って使う人なら、中古激安3代目プリウスはガソリン代の安さという武器を持つ、リーズナブルな移動手段となってくれるだろう。

【筆者:永田 恵一】

トヨタ/プリウス
トヨタ プリウスカタログを見る
新車価格:
275万円460万円
中古価格:
27.8万円799.3万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

検索ワード

永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

トヨタ プリウスの最新自動車ニュース/記事

トヨタのカタログ情報 トヨタ プリウスのカタログ情報 トヨタの中古車検索 トヨタ プリウスの中古車検索 トヨタの記事一覧 トヨタ プリウスの記事一覧 トヨタのニュース一覧 トヨタ プリウスのニュース一覧

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる