SUVでエアロ+ローダウン!? 当初は否定派も…トヨタ ハリアーはエアロSUVの先駆者でもあった
- 筆者: MOTA編集部
トヨタのカスタマイズ部門、MODELLISTA(モデリスタ)ことトヨタモデリスタインターナショナル(現・トヨタカスタマイジング&ディベロップメント)は、1997年にデビューした初代ハリアーの時代から積極的にカスタムモデルを送り出してきました。その代表格は「ハリアー ザガート」ですが、今回はそれ以外にもあった様々なカスタムコンプリートカーをご紹介!
モデリスタが手がけた初代ハリアーカスタムの歴史を振り返る
1997年12月、のちに世界的なブームを巻き起こしたプレミアムSUV市場を最初に開拓したトヨタ ハリアーですが、その先取的な取り組みはこんなところにも現れていました。エアロ+ローダウンのカスタムコンプリートカーをデビュー早々に販売したのです。
その第一弾は、イタリアの名門カロッツェリア、ザガート社(SZデザイン社)とコラボし1998年5月に200台限定で発売した“HARRIER ZAGATO”(ハリアー ザガート)でした。
エアロカスタムの先駆け!「ハリアー エアロツアラー」[1998年]
そしてハリアー・ザガートの衝撃も冷めやらぬ1998年10月に登場したのが、ハリアー エアロツアラーです。
前後スポイラーや専用カラードグリル、TRD製ローダウンサス&ショック、さらに専用スポーツシートも備わるなど、カスタムの手は多岐に渡ります。当時の価格で263万5千円から317万5千円でした。
15mmのローダウンサスとエアロを組み合わせたエアロツアラーが、全国のトヨペット店とビスタ店で普通に買うことが出来たのは、当時としてはなかなか凄いこと。
「SUVなのにローダウンでエアロ!?」と当初は否定的な反応もあったようですが、実際には好調な販売実績をあげています。
そんな訳で今回は、モデリスタが生み出した初代ハリアーのエアロカスタム車を一挙にご紹介!
北米カスタムメーカーと共同開発!「ハリアー XENON(ゼノン)」[1999年]
![「ハリアー XENON(ゼノン)」[1999年]はアメリカのボディパーツメーカー「XENON」と共同開発された専用エアロキットの名称。フロントハーフスポイラー、リアアンダースポイラー、サイドステップ、フロントグリルのセットで277000円(1999年当時)。新車装着だけでなく、既販車にも取り付け対応が出来るようになっていました。](https://cdn.autoc-one.jp/images/article/202006/10144722599_4890_o.jpg)
![このほか、XENON製ローダウンスプリングやスポーツマフラー、クロームシルバー仕上げのCalifornia Custom USA製アルミホイールなど専用オプションが多数用意されていたハリアー XENON。欧州志向のエアロツアラーとは対極のアメリカンな雰囲気が魅力です。](https://cdn.autoc-one.jp/images/article/202006/10144730195_b76d_o.jpg)
■世界に衝撃を与えた! 初代ハリアーをもっと知る
「ハリアー エアロツアラーII」[1998年]
![好評につき第二弾として登場した「ハリアー エアロツアラーII」[1998年]。エアロと15mmローダウンはそのまま継承。さらにスポーティ志向を強め、専用パンチングリルを採用し、ハリアーマークをシルバーに変えたりと、細部まで改良されています。オプションリストにはフジツボ製スポーツマフラーの名もありました。ハリアー エアロツアラーIIの価格は263万5千円から317万5千円で、最初のエアロツアラーと据え置きでした。](https://cdn.autoc-one.jp/images/article/202006/10144845910_5aca_o.jpg)
■初代ハリアーと新型ハリアー(4代目)を画像で比較!
2020年6月17日まで日替わりで新型ハリアーの情報をお届け! 次回は!?
いかがでしたか。1990年代からエアロ+ローダウンのカスタムコンプリートカーをメーカー直系で手掛けていたとは、改めて驚きです。ハリアーの先取性はこんなところにも現れていたのですね。
さて新型ハリアーのまだまだ知られていない秘密を毎日ご紹介していく本企画、2020年6月17日と噂される発売日まで毎日、新型ハリアーにまつわる様々な情報をお届けしていきます。
明日6月11日(木)も、ハリアーにまつわる情報をご紹介します。お楽しみに。
[筆者:MOA編集部]
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