トヨタの定番人気車種「エスティマ」がマイナーチェンジ!フロントマスクは今時の“トヨタ顔”に【新型車解説】(3/3)

トヨタの定番人気車種「エスティマ」がマイナーチェンジ!フロントマスクは今時の“トヨタ顔”に【新型車解説】
トヨタ エスティマ(2016年マイナーチェンジモデル) トヨタ エスティマ(2016年マイナーチェンジモデル) トヨタ エスティマ(2016年マイナーチェンジモデル) トヨタ エスティマ(2016年マイナーチェンジモデル) トヨタ エスティマ(2016年マイナーチェンジモデル) トヨタ エスティマ(2016年マイナーチェンジモデル) トヨタ エスティマ(2016年マイナーチェンジモデル) トヨタ エスティマ(2016年マイナーチェンジモデル) トヨタ エスティマ(2016年マイナーチェンジモデル) トヨタ エスティマ(2016年マイナーチェンジモデル) トヨタ エスティマ(2016年マイナーチェンジモデル) 画像ギャラリーはこちら

価格は据え置きか、若干の値上げ

トヨタ エスティマ(2016年マイナーチェンジモデル)

エンジンの変更と併せてグレード構成も改めた。

従来は低価格の「X」、装備を充実させた上級の「G」を設定したが、変更後はスポーティーな「アエラス」のみだ。選択肢も設けたが、パッケージオプションに近い内容で機能や装備に大きな差はない。

標準タイプのアエラスでも、両側スライドドアの電動機能、18インチアルミホイールなどが装着される。

トヨタ エスティマ(2016年マイナーチェンジモデル)

「アエラスプレミアム」にはフロントパフォーマンスダンパーや運転席の電動調節機能が備わり、「アエラススマート」には、合成皮革のシート生地やリアオートエアコンが装着されて、フロントパフォーマンスダンパーはオプションになる。

「アエラスプレミアムG」は最上級グレードで、ブランノーブのシート生地や電動式のパワーバックドアなどを装着した。

トヨタ エスティマ(2016年マイナーチェンジモデル)

特に割安なグレードはないから、フロントパフォーマンスダンパーなどを備えたアエラスプレミアムを選ぶのが良い。価格はノーマルエンジン車の7人乗りが340万1018円、ハイブリッドは439万1673円だ。

ノーマルエンジンを搭載したベーシックなアエラス(331万2655円/7人乗り)の価格をマイナーチェンジ前と比べると16万6910円高い。Toyota Safety Sense Cは標準装着されたが、このオプション価格はアクアなどで見ると5万4000円だ。ディスチャージヘッドランプがバイビームLEDヘッドランプなどに変更されたことなどを考えても、割安にはなっていない。価格は据え置きか、若干の値上げと考えたい。

今でも月1000台以上を売るが、需要の先行きが不透明で、高コストなフルモデルチェンジは回避

トヨタ エスティマ(2016年マイナーチェンジモデル)

現行エスティマは、発売されて10年を経過したのだから、現行「ヴェルファイア&アルファード」をベースにフルモデルチェンジすべきだった。そうなればプラットフォームは大幅に刷新され、エンジンもハイブリッドを含めて設計の新しい2.5リッターになるから機能が幅広く向上する。安全装備も上級のToyota Safety Sense Pを装着できただろう。

マイナーチェンジで済ませた理由は、エスティマが今でも1か月に1000台以上を売るために廃止はできないが、需要の先行きが不透明で、高コストなフルモデルチェンジを行うにはリスクが伴ったからだ。

トヨタ エスティマ(2016年マイナーチェンジモデル)

そして10年も前に発売されたクルマを改良するには限界があり、ノーマルエンジンにはアイドリングストップが付かず、安全装備もToyota Safety Sense Cにとどまったと思われる。

ただしこれらはメーカーの理屈で、ユーザーは10年目に大きく進化したエスティマを求める。たとえマイナーチェンジでも、10年の時間経過の半分くらいは埋めて欲しかった。

エスティマは手間とコストを費やす価値のあるミニバンだ。大切に進化させることが、エスティマだけでなく、トヨタ車のファンを増やすことにも繋がると思う。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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