【DESIGNER’S ROOM】トヨタ 新型 クラウン デザイナーインタビュー/トヨタデザイン部 グループ長 藤吉 正一(1/4)
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- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:オートックワン編集部・茂呂幸正・トヨタ自動車
豊田章男社長も思わず「ワオ!」と驚く
AO:話題のフロントグリルについて考えを聞かせてください。
F:世界のトレンドも、押し出しの強い傾向になってきていますが、新型クラウンでは、グリルを立ててセンターを強調し、顔全体を立体的に仕立てる手法を取っています。
アッパーグリルとアンダーグリルを融合させることは、初期の段階で決まっていました。
ロイヤルは上の部分に伝統のブロックパターンを配し、厚みを持たせて存在感を出しています。最初は腕時計のリストバンドのように大きめのブロックだったのですが、無骨に見えるので細かくしました。
アスリートはその名が象徴するように、機能に関係した部分だけ穴を開けるという考え方で、グリルと両端のブレーキダクトを分けました。アッパーグリルは、当初はロイヤルとほぼ同じ大きさだったのですが、ロワーグリルを大きくして、サイドのラインをヘッドランプの高さに合わせました。
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