新型クラウンはSUVとなるのか!? 新型登場を前に、歴代クラウンの中から人気を博したモデル3台を振り返る

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現行型となる15代目が2018年に登場して4年、新型登場の噂が聞こえるトヨタ クラウン。ここでは新型登場を前に歴代モデルの中から、人気の高いモデル3台を振り返っていく。

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  1. 6代目:110系クラウン(1979年-1983年)
  2. 7代目:120系クラウン(1983年-1987年)
  3. 8代目:130系クラウン(1987年-1991年)

6代目:110系クラウン(1979年-1983年)

最初に紹介するのは、1979年9月に登場した6代目となるS110系クラウン。

先代モデルの雰囲気とは全く異なった、直線基調の現代的デザインに進化したきっかけとなるモデルだ。フロントマスクの先端がせり出したデザインなどから鬼面のクラウン、「鬼クラ」の愛称で親しまれた。

当時のライバルである日産 セドリック/グロリア(430系)が、同年11月より国産量産モデル初となるターボエンジン搭載モデルを導入していたが、1980年、クラウンもこれに追従すべくM-TEU型ターボエンジンを採用モデルを追加。また、最上級モデル「ロイヤルサルーン」のエンジンも4M型6気筒2600ccから5M-EU型6気筒2800ccに変更しているほか、さらに1981年には5M-GEU型6気筒2800ccDOHCエンジンに進化。トヨタ得意のツインカム時代の幕開けとなる。

ボディバリエーションは先代モデル同様の2/4ドアハードトップ、4ドアセダン、ステーションワゴン、ライトバンを設定。2ドアハードトップはこのモデルを最後に姿を消すこととなる。

110系クラウンでは、現行車では当たり前のトーニングと呼ばれるツートンカラーモデルが初めて設定された。

また、現代化されたのはデザインだけでなく、この頃から車体の電子化も大幅に進んでいる。デジタルメーター、電動スライドサンルーフ、クルーズコンピューター、パワーシート、デュアルオートエアコンなど快適装備が初めて登場した。

7代目:120系クラウン(1983年-1987年)

続いて紹介するのは、1983年~1987年まで販売されていた7代目(120系)クラウン。当時のTVCMで俳優の石坂浩二さんがナレーションをしていた「いつかはクラウン」というフレーズは、今でも使われることがあるほど有名なキャッチコピー。石畳の上を走るクラウンは、「フルフローティングボデー」(当時のCM表記)により手に持ったタバコの灰が落ちることのない、フラットな乗り心地をアピールしていた。

7代目クラウンは、4ドアセダン、4ドアハードトップ、5ドアワゴンをラインナップし、多数のエンジンバリエーションを展開。

1985年には、日本初スーパーチャージャー搭載の「2000 ロイヤルサルーン・スーパーチャージャー」が登場したことで話題となり、クラウンのスポーティグレードの象徴である「アスリート」が誕生したのも7代目クラウンのトピック。

高級車としてのクラウンらしい先進的なこだわりが強く、四輪独立懸架サスペンションやABSの前身にあたる四輪ESCの装備、パワーシート、メモリー付チルト&テレスコピックステアリングまでも装備されている。

当時のハイソカーブームに乗り、4ドアハードトップが一躍人気を博し「いつかはクラウン」のキャッチコピー通りクラウンへの憧れを確固たるものにした1台だ。

8代目:130系クラウン(1987年-1991年)

最後に紹介するのは、1989年9月に発売された8代目(130系)クラウン。バブル景気の後押しもあり、当時の月間販売台数がカローラを上回ることも。歴代クラウンの中でも最高傑作との声も多い1台だ。

8代目(130系)クラウンは、3ナンバー専用ボディに、電子制御エアサスペンションやエレクトロマルチビジョンなど、最先端のハイテク装備を導入。4リッターV型8気筒エンジンを搭載したりと、挑戦的で最先端のモデルだった。

さらにインテリアは、先代120系のブラッシュアップを基本としつつも、当時最先端で高価だったカーナビがオプションで設定。また、トヨタの高級車といえばこの130系にも採用されているワインレッドの内装色という方も多いのではないだろうか?

ここまで3台の歴代クラウンを紹介してきた。昨年2021年には新型クラウンはSUV化するという話も飛び交ったが、その通りとなるのか? 新型クラウンの新しい情報が入り次第、そちらも速やかにお届けしていく。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

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望月 達也(MOTA編集部)
筆者望月 達也(MOTA編集部)

1984年生まれ。埼玉県出身。週末はサッカーや自転車でツーリングなど体を動かすことが大好きな1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから10余年、乗り換えに悩むユーザーの目線に立ったコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

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