新型オーリス(トヨタ) 新型車解説(2012年フルモデルチェンジ)(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
オーリスが初のフルモデルチェンジ!新型オーリスのガラリと変わったエクステリアに注目!
日本車の5ドアハッチバックといえば、ヴィッツやフィットといった全幅1700mm以下の5ナンバー車が売れ筋。しかし海外では、フォルクスワーゲン・ゴルフのように全幅が1700mmを超える3ナンバー車が主力になる。
この海外市場をターゲットに、2006年に発売されたのがオーリスだった。2012年8月、オーリスはフルモデルチェンジを受けて2代目に発展した。果たして、新型オーリスがどのようなクルマに成長したのか探ってみたい。
最近はフルモデルチェンジを行っても外観があまり変わらない車種が増えたが、新型オーリスは違いが明確だ。先代型に比べるとボディ全体が鋭角的なデザインになり、特にフロントマスクは、V字型の切れ上がった造形で「睨み」を利かせる。
新型オーリスのデザインテーマは「スマートダイナミズム」。先代オーリスは居住性に優れた実用指向の5ドアハッチバックだったが、新型オーリスではスポーティ感が強調されている。新型オーリスはコンセプトが変わったことで、外観も大きく変化したわけだ。
新型オーリスの全長は4275mm、全幅は1760mm、全高は前輪駆動の2WDで1460mmになる。
先代オーリスと新型オーリスを比較すると、全長は30mm長く、全幅は変わらず、全高は55mm下がった。注目したいのは「マイナス55mm」の全高だ。近年のクルマがフルモデルチェンジを受けて、天井を低くするケースは少ない。居住性や荷室の確保で不利になるからだ。新型オーリスは、そこを承知で天井を下げた。「スマートダイナミズム」に本気で取り組んだ証でもあるだろう。
ちなみに新型オーリス以外で天井を下げた車種としては、現行型のデミオ、ラクティス、ヴィッツなど。いずれの車種も低重心化に基づく走行性能の向上、空気抵抗の低減による低燃費化が目的だ。
新型オーリスも、外観をスポーティに見せるだけでなく、走りと環境性能の向上を視野に入れている。
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