トヨタ 新型アクアクロスオーバー試乗レポート|ちょこっとSUVなアクアの魅力とは?(1/2)

トヨタ 新型アクアクロスオーバー試乗レポート|ちょこっとSUVなアクアの魅力とは?
アクアクロスオーバー(2017年6月マイナーチェンジ) アクアクロスオーバー リアビュー 存在感をアピールするフロントフェイス 最低地上高+30mm しなやかで伸びやかなサイドビュー 全方位コンパティビリティボディ構造 カモメルーフで軽量化と空気抵抗の低減 LEDリアフォグランプ+リアトランク LEDリアフォグランプ LEDリアフォグランプ+アクアロゴ 185/60R16タイヤ&16×6Jアルミホイール&センターオーナメント 画像ギャラリーはこちら

アクアのマイナーチェンジで投入された新グレードクロスオーバーに注目

発売後約1ヶ月で12万台の受注を記録し、国内新車販売台数は4年連続トップ、トヨタとして史上最速の4年3ヶ月で累計販売台数100万台を達成するなど、空前の大ヒットモデルとなっているアクア。このところは、ライバルにやや押され気味かな?と思っていた矢先にビッグマイナーチェンジのニュースが飛び込んだ。

>>SUV風のトヨタ 新型アクアクロスオーバーの詳細を画像でチェック

2011年末の登場以来、アクアはこれまでも細かな改良やマイナーチェンジが行われてきており、そろそろフルモデルチェンジしても良さそうなタイミングではあったが、現行アクアが「まだまだイケる」伸びしろを持っている証拠でしょう。2017年7月のビッグマイナーチェンジの中で、ひときわ注目を浴びたのが新グレード「クロスオーバー」の登場だ。

2012年のマイナーチェンジで加わったX-URBAN(エックスアーバン)を見直して、よりクロスオーバースタイルに磨きをかけたというこのグレード。標準のアクアと何がどう違うのか?新型アクアクロスオーバーを選ぶメリットは何なのか?気になっている人も多いはず。

ほどよい加減でSUV風のスパイスを振りかけたデザイン

エクステリア(Crossover専用)

まずはアクアクロスオーバーのデザインからチェックすると、アクアらしい全体のフレンドリーな印象は変わらないものの、エンブレム部分にまでかかる大きめに開いたフロントグリルや、地面に踏ん張るように台形にカットされたバンパー、ガッシリとボディ下を覆うようなスキッドプレートなどが、フロントマスクにワイルドさをプラスしている。

ルーフモールやフェンダーアーチモールが追加されて、足元には専用デザインの16インチアルミホイールを履くなど、アクティブな演出もたっぷり。

標準のアクアと比べると、地上高が30mmアップの170mm確保されており、少しくらい荒れた道でも大丈夫そうな期待感をくれる。ちなみに全長が10mm、全幅が20mm、全高が45mmほど標準アクアより大きくなっており、それがアクアクロスオーバー全体に堂々とした印象をもたらしているようだ。

といっても、SUVのカテゴリーに入るほどの本気度ではなく、あくまでSUVのような遊び心、スパイスをふりかけたという印象。でもそこが、「べつにSUVが欲しいワケじゃないんだよね」という、ヒトと違うアクアを求めている人たちに、ちょうどよく響きそうなサジ加減だ。

また、ボディカラーにはアクア全体としてモノトーンの新色が3色加わって全14色となり、随所のパーツがボディと別カラーになるFLEX TONEも4色用意されているが、モノトーンの新色の一つであるベージュはアクアクロスオーバー専用色。ヒトと違うアクア派には、ボディカラー選択肢の多さも心をくすぐりそうだ。

アクアクロスオーバー リアビューしなやかで伸びやかなサイドビューLEDリアフォグランプ+リアトランクLEDリアフォグランプ185/60R16タイヤ&16×6Jアルミホイール&センターオーナメント

上質感や大人っぽさを演出したインテリアデザイン

インテリアカラー(ホワイトソフトレザー)

次にインテリアを見てみると、インパネは大枠のデザインは変わらないものの、センターメーター内に発色がキレイで見やすいTFTマルチインフォメーションンディスプレイが標準装備され、先進的な印象に。センタークラスターがピアノブラック加飾となったり、ステアリング中央が凝った形状となったり、メッキ加飾も散りばめられ、上質感がアップしている。

そしてシートには、シルバーのステッチがアクセントとなるブラックの合皮+ファブリックをアクアクロスオーバー専用に設定するほか、室内がパッと華やぐ合皮のホワイトソフトレザーをオプションで用意。こちらは標準アクアのG“ソフトレザーセレクション”でも注文できるが、インパネの助手席側オーナメントもホワイトで統一され、ドアを開けた時のインパクトはものすごい。ちょっとドレスアップした服装のお出かけにも似合いそうだ。

こうしてインテリアを見る限りは、SUVらしさはほとんど感じない。むしろ、上質感や大人っぽさを感じさせる演出が増しており、標準アクアのG“ソフトレザーセレクション”と同価格帯となる206万円からという価格に対する満足度を優先した印象だ。

ちなみに今回試乗した車両にはナビやスマートエントリーなど、70万円分以上のオプションがついており、合計で約280万円。こうなると日産 ノートe-POWERもホンダ フィットハイブリッドのトップグレードも射程圏内に入るだけに、アクアがインテリアをしっかりグレードアップしてきたのも納得だ。

フロントシート焦点を合わせやすい遠視点メーターナビ・オーディオ・エアコン操作スイッチフロントコンソールトレイ+シフトノブラゲージスペース
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まるも 亜希子
筆者まるも 亜希子

大学卒業後、編集プロダクション株式会社エディトリアル・クリッパーに就職、自動車雑誌「ティーポ(Tipo )」の編集者として6年間勤務。2003年にフリーランスとして独立。現在は雑誌やウェブサイトの自動車関連記事に出演・寄稿している。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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