なぜ、いまスズキは“軽”ではなく“小型車”にこだわるのか【イグニス 徹底解説】(3/5)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
自動ブレーキとカーテンエアバッグは安価に備えることが可能
安全装備ではセーフティパッケージとして、2個のカメラを使う緊急自動ブレーキのデュアルカメラブレーキサポート、サイド&カーテンエアバッグをセットにして9万7,200円で設定した。
アイサイトなどと違って車間距離を自動制御できるクルーズコントロールの機能は付かないが価格は安い。
ちなみにソリオではデュアルカメラブレーキサポートと車間距離制御機能のないクルーズコントロールがセットで5万9,400円になる。レーダーブレーキサポートだけなら5万円くらいだ。
となればイグニスの場合、サイド&カーテンエアバッグは4万7,000円くらいで備わる計算になる。ヴィッツのサイド&カーテンエアバッグも4万3,200円だから、価格設定はおおむね妥当だ。
価格も装備も、いずれもバランスの取れた3グレードをラインナップ
グレードは、最も安い「ハイブリッドMG」(138万2,400円/価格は2WD)、「ハイブリッドMX」(150万1,200円)、「ハイブリッドMZ」(164万1,600円)の3種類が用意される。
価格と装備のバランスは取れていて、特定のグレードが割安という設定ではない。ただしハイブリッドMGにはキーレスプッシュスタート、後席のスライド機能などが省かれて実用性に不満が生じる。なので、一般的には中級の「ハイブリッドMX」がベストだ。
LEDヘッドランプ、オートライト、プレミアムUV&IRカットガラスが欲しい場合に、14万400円を加えて最上級のハイブリッドMZを選ぶと良い。残念なのは、ハイブリッドMXのヘッドランプがハロゲンであること。これはオートライトと併せて5万5000円くらいでオプション設定にして欲しい。
また4WDには横滑り防止装置の応用制御で、滑りやすい急斜面を安定して下れるヒルディセントコントロールなどの支援制御が備わる。4WDの価格上昇は13万7,160円だから、同じ機能を備えたハスラーの4WDに比べて1万3,800円高いものの機能の割には安価と考えて良い。
そしてハイブリッドMX(150万1,200円/2WD)にセーフティパッケージ(9万7200円)、全方位モニター付きメモリーナビ(14万2,560円)を加えた174万960円が一般的な購入総額だ。
2WDのエコカー減税は自動車取得税が80%、同重量税が75%だから、諸費用も相応に減額される。
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