いよいよ新型レヴォーグ納車開始! だけど気になる大型ディスプレイは実際どうなの?【みんなの声を聞いてみた】
- 筆者: 望月 達也(MOTA編集部)
2020年10月15日(木)にフルモデルチェンジを実施し、12月に入っていよいよ納車が始まったスバル 新型 レヴォーグ。走りの味の進化や新世代アイサイトなどの注目ポイントがあるが、中でもひときわ気になるのが新型デジタルコックピットを担う11.6インチ センターインフォメーションディスプレイ。スバル国内初採用となる縦型の大型ディスプレイは実際に一般ユーザー、さらには購入検討者などにはどのように受け取られているのか? ここではSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく!
いよいよ新型レヴォーグの納車がスタート
スバルは2020年10月15日(木)、2代目「レヴォーグ」を正式発表した。
新型レヴォーグは2019年秋の東京モーターショー2019でプロトタイプモデルを世界初公開。その後2020年8月20日(木)より先行予約を開始しており、約2ヶ月後の10月14日(水)までに8290台の受注を獲得した。これはスバルが設定する月間販売目標2200台の3.7倍を超えている。
そして12月に入っていよいよユーザーに納車がスタートしたほか、各ディーラー店舗には試乗車が配車されるカタチとなった。
先行予約ユーザーの実に93%がアイサイトXを選択
「先進安全」「スポーティ」「ワゴン価値」の3つを訴求点とする新型レヴォーグだが、実際に乗り込んで目を引くのはインパネ中央に鎮座する大きな縦型ディスプレイではないだろうか。
今回、新型レヴォーグではインフォティメントシステムを刷新。11.6インチセンターインフォメーションディスプレイが初採用されたほか、スバル初となる12.3インチフル液晶メーターも新設定。どちらのアイテムもオプションとなる「アイサイトX」を選択すると標準装備される。
もともと新型レヴォーグでは、大きく進化した新世代版アイサイトを全車に採用しているのだが、3D高精度地図データとGPSや準天頂衛星「みちびき」などの情報を活用する、さらに上位機能となる高度運転支援システム「アイサイトX」が+35万円(税別)のオプションとして設定されているのだ。
そして先行予約ユーザーの実に93%がアイサイトXが標準装備となるEXグレード系を選択しており、アイサイトXへの関心の高さがうかがえる結果となっている。
SNS上でのみんなの声は?
そんな新型レヴォーグは、先代モデル含めこれまでのスバル車から一気に未来感の増した新型デジタルコックピットに変身したのだが、実際のところ、この大きな縦型ディスプレイの評判はどうなのか? SNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。
まずは好意的な意見として「一気に未来っぽくなってカッコいい」「縦型の方が進行方向がたくさん見えて、カーナビのモニターとしては嬉しい」「他社のiPadを取って付けたような変なデザインに比べれば、これはインテリアに溶け込んでいて良い」といったシンプルで未来感のあるデザインに好印象だったり、縦型モニターの利点を挙げる声が見受けられた。
しかし、残念ながらそんな好意的な意見を上回る程、厳しい意見があったのも事実。
その内容は「これまで横型ばかりだったから、縦型に慣れるのに時間かかる」「液晶壊れたら何にも操作出来ないじゃないか!?」「年寄りの自分には使い切れない」「最低限よく使うものは物理スイッチとして残してほしかった」「液晶だと運転しながら視線移動なしで手を伸ばして操作できない」「実際試乗したけど、あのドデカいパネルは正直つかいにk…」などなど。
やはり多かったのは、ディスプレイに集約し過ぎて使いきれないのでは? 運転中使えない! といったニュアンスの声。実際には空調系のボタンはあるのだが、そのインパクトのデカさらか、よく使う物理スイッチは残して! という声がすごく多かった。また、スバル側としては運転姿勢を崩さず操作可能としているのだが、ユーザー側には先進安全を謳う同社のイメージとかけ離れてしまった模様だ。日常的に使用するオーディオのボリュームやエアコンの温度調整は物理ボタンを残しており、実用的には問題なさそうだから、多分に慣れの問題もありそうだ。
なおインフォテインメントシステムについては音声認識による操作も可能なのだが、メーカーのサイトを覗いてみても、あまりそのあたりを積極的に宣伝する感じではないのはちょっと残念なところではある。
今後スバルは、この新型レヴォーグを皮切りに他のモデルにも新世代アイサイトとアイサイトXを導入していくと予想される。他社を引き離すほどの世界でもトップレベルの領域にあるといっていい高度先進運転支援機能なのだが、アツいファンの多いスバルなだけにその道はまだまだ前途多難といったところか。新型レヴォーグ含め、今後のスバルの動向にますます注目していきたい。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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