スバル 新型 レガシィB4 2.0GT DIT 試乗レポート/藤島知子(1/3)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:茂呂幸正/オートックワン編集部
スバルらしいこだわりをさらに凝縮した新世代レガシィの進化を探る
2009年のフルモデルチェンジで変貌を遂げたスバルの5代目「レガシィ」シリーズ。大きく描かれたシルエットに、ひとクラス上の質感を手にしたインテリア、何よりも乗員がゆったり過ごせる居住空間を得たことで、随分と立派なクルマに生まれ変わった。
しかし大型化したレガシィは、それまでのレガシィを知る者にとって、どこか『大味感』を与えるモデルであったことも否めない。
『市場のニーズも大切だが、コダワリをもつスバリストたちの声にも応えたい』
そんなジレンマに苛まれていたのは、開発陣も同じだったのではないだろうか。
スバルというメーカーは、これまで作り手の熱意と乗り手側の思いを交錯させながら、クルマを魅力的なものに育ててきた。『全性能進化』と掲げ、2012年5月に実施された大規模なマイナーチェンジは、『大味』とは対極にある『凝縮感』をもたらすクルマ作りが焦点となる。
引き締まった表情、質感の高まったインテリア
エクステリアの変更点ですぐに目に留まるのはフロント周りのデザイン。2011年末に登場した新型「インプレッサ」と同様のモチーフが採用されたフロントグリル、大きな目つきのヘッドライトは、内側に“コ”の字を描き、ワイド感を高めたバンパーと合わせて、以前よりも横のラインが強調されて引き締まったイメージに変わった。
インテリアについては、インパネの加飾パネルがヘアライン加工を施したブラックからダークメタリックに変更されたほか、メーター内には3.5インチのカラー液晶画面が埋め込まれている。エコ運転に効果を発揮する瞬間燃費計は、アナログ式のタイプから、色彩でエコ運転度を知らせるデジタル表示に変わったことで、ドライバーが直感的に把握しやすいものになった。
シート表皮は全グレードにおいて上質感のあるものに変更されている。最上級モデルの2.0 GT DITは、ブラック地のファブリックと合成皮革のコンビシートにブルーステッチを用いたハイセンスな仕様が標準装備されている。
パワートレーンで最大の変更点は、第3世代のBOXERエンジンが採用されたこと。エンジンタイプに合わせて最適化されたCVTに加えて、シャシー性能の強化、Ver.2に進化したアイサイトを導入するなど、全方位的な改良が行われていることが分かる。
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