[試乗]スバルの深い愛情で育まれ、より魅力も高まったマイナーチェンジモデル/スバル 新型 フォレスター[D型] 試乗レポート(4/6)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:和田清志
「X-BREAK」ならではの軽快な走りにも注目したい
一方、ノーマルエンジンの「X-BREAK」はターボとは足まわりの設定が異なって、アクティブ・トルク・ベクタリングも採用していない。タイヤサイズは17インチ(225/60R17)で、指定空気圧は前輪が210kPa、後輪は200kPaと少し低い。
こうしたタイヤと足まわりの違いにより、車両の動きは2.0XT EyeSightに比べると穏やかだ。後輪の接地性を優先させて走行安定性を保ち、その上で自然に車両を曲げる考え方は同じだが、2.0XT EyeSightほど機敏に曲がる性格ではない。
それでも背の高いSUVの中では重心が低く、車両重量も2.0XT EyeSightに比べるとボディの前側を中心に100kg軽い。ノーマルエンジン車ならではの軽快感があり、走行安定性の違いは意外に小さく感じた。
SUVらしいゆったりした乗り心地に好感
フォレスター X-BREAKの乗り心地は、空気圧の違いもあってゆったりした印象。SUVらしいリラックス感覚は、ノーマルエンジン搭載車のメリットだ。
4WD(スバルはAWDと呼ぶ)には以前と同じ「X-MODE(エックス・モード)」が装着され、悪路の走破力を高めた。ホイールが空転すると、そのホイールに即座にブレーキをかけて駆動力の伝達効率を保つ。荒れた路面の登降坂を試したが、不安は感じない。
開発者によると「海外には日常的な移動の中で悪路を走るお客様も多く、X-MODEも積極的に使われている」とのことだ。
動力性能は以前と同じで、ノーマルエンジンはパワフルとはいえないが、実用的には不満のない性能を発揮する。ターボはノーマルエンジンでいえば3.5リッター並みの性能だから、加速力は大幅に高い。
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