スバル エクシーガ 2.5iS 試乗レポート(2/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:柳田由人
スポーティなイメージが似合うエクシーガ
CVT車が設定されてからというもの、それまでやや低迷していたエクシーガの販売はほぼ5割増しになったという。
それだけでも大したものだが、“本命”といえる2.5リッターのCVT車が加わったことで、これを待っていた人も少なくないはずだし、さらなる販売増もありうるだろう。
今のところ「2.5i-S」のみとされた2.5リッター車は、2リッター車よりもちょっと上級モデルとして差別化されている。
エクステリアでは、全6色から選べるボディカラーに専用色の「ギャラクシィブルー・シリカ」も用意。スポーティなデザインのフロントグリルが付き、ハイラスター塗装の専用17インチアルミホイールが与えられる。タイヤ銘柄およびサイズは、2.0GTとも同じADVAN A10の215/50R17となる。
レガシィのイメージを受け継ぐエクシーガは、やはりスポーティな仕様がよく似合う。上品なホイールも好印象だ。自然吸気エンジンなので、もちろんボンネットにダクトはない。
インテリアでは、すべり止め加工を施したアルミパッド付きスポーツペダルが与えられる。さらにアルカンターラセレクションでは、アルカンターラとレザーを組み合わせた専用シートや、MOMO製本革ステアリングホイールがおごられる。
シートが標準仕様ではファブリック+合成皮革となるのは2.0GTと同じ。ただし、2.0GTには「ブラックレザーセレクション」の設定はあるのだが、アルカンターラの設定はない。
実際に座ってみると、アルカンターラという素材がクルマの内装、とりわけシートに用いるには最適であることをあらためて実感させられた。耐久性や防汚性に優れていることはよくいわれているが、見た目の質感も高く、手触りもよく、そして滑りにくいのだ。
シートにとって、妙に滑ることがないというのはとても重要だと思う。こんなスグレモノを7万円あまりの出費で装着できるのだから、選ばない手はないだろう。
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