あれ?いつの間に!? しれっと姿を消したロールーフミニバン3選
- 筆者: MOTA編集部
ホンダ ストリーム(2000年~2014年)
2000年にデビューしたホンダ ストリームは、ロールーフミニバンの先駆者であるオデッセイの弟分として登場。3ナンバーサイズで、街中での取り回しが苦手だったオデッセイの弱点を克服した5ナンバーサイズのロールーフミニバンです。ベーシックなグレードから、スポーツモデルの「アブソルート」などを展開していました。
ライバルの登場で磨きをかけていったストリーム
ホンダ ストリームのライバルは、2003年に登場したトヨタ ウィッシュ。ライバルの台頭でストリームは、人気を奪われてしまいますが、すかさずマイナーチェンジを実施。CMで「ポリシーは、あるか。」と対抗し、ロールーフミニバン市場で熾烈な戦いを繰り広げました。
ホンダ=走りのイメージをうまく取り入れていましたが、スライドドアを持たないロールーフミニバンの需要は減少。実質の後継モデルであるホンダ ジェイドが2015年2月に登場するのを待たずして、2014年6月に姿を消すことになります。
ホンダ 初代ストリームの中古車相場

■中古車掲載台数:18台
■中古車相場:16万円~57万円
※中古車掲載台数および相場は、2020年9月29日時点のデータ
トヨタ 初代ウィッシュ(2003年~2017年)
2003年にデビューしたトヨタのロールーフミニバンがウィッシュです。ホンダ オデッセイの登場以降、ロールーフミニバンという市場が開拓され、ホンダ ストリームがヒットしていたことから開発がスタート。
5ナンバーセダンのアリオン/プレミオのプラットフォームを使い、ホイールベースを延長して造られました。セダンと同様の着座位置とミニバンの使い勝手を有していることが特徴です。
ライバルと争っていたウィッシュ
トヨタ ウィッシュは、5ナンバーに収まるサイズと5ドアのパッケージングにより、ホンダ ストリームとライバル関係にありました。スポーティーなイメージを押し出し、先行して販売されていたホンダ ストリームを追い越し大ヒットを記録します。
しかし、走りや乗り味よりも、使い勝手や乗降性が重視されるようになると販売台数は減少。2代目の2017年、プリウスαにそのポジションを引き継ぐ形で生産が打ち切られました。
トヨタ 初代ウィッシュの中古車相場

■中古車掲載台数:289台
■中古車相場:13万円~109万円
※中古車掲載台数および相場は、2020年9月29日時点のデータ
スバル エクシーガ(2008年~2018年)
2008年に登場しスバル唯一のた5ドアミニバン エクシーガ。水平対向がもたらす低重心と四輪駆動の安定性は、スバルらしさを活かした伝統のパッケージングです。
着座位置を段々と高くしていく「シアターシートレイアウト」を採用し、高さに制限のあるロールーフであっても、乗員全員が周りの景色を楽しめる工夫がされています。
工夫を凝らしながら販売され続けたロールーフミニバン
スバル製で唯一、多人数乗車ができるモデルであったエクシーガ(オペルのOEMであるトラヴィック除く)。2008年のデビューから2015年までは、ステーションワゴンタイプの乗用車として販売されていました。
2015年以降は、SUVブームの要素を取り入れた7シータークロスオーバーへ転身。樹脂製ホイールアーチやルーフレールなどを装着し、SUVらしさと力強さをプラスしましたが、販売台数に伸び悩み2018年に販売を終了しました。
スバル エクシーガの中古車相場

■中古車掲載台数:335台
■中古車相場:28万円~186.8万円
※中古車掲載台数および相場は、2020年9月29日時点のデータ
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