スバル エクシーガ 2.0GT tuned by STI 試乗レポート(1/3)
- 筆者： 岡本 幸一郎
- カメラマン：村西一海
エクシーガにもついにSTIバージョンが登場！
スバルのモータースポーツの実行部隊としてスタートしたSTI（スバル テクニカ インターナショナル）は、ご存知のとおり、そのイメージを活かした市販車のチューニングブランドとしても実績を重ねている。
いわば、BMWにおけるM、メルセデスにおけるAMGのような、スバルにおけるプレミアムブランドを目指しているのだ。
そのSTIが「7シータースポーツ」のテーマを追求して開発したエクシーガの特別仕様車「エクシーガ 2.0GT tunedby STI」が発売された。300台の限定販売で、価格は359万1,000円だ。
東京モーターショー2009でも展示されていたので、すでに実車を見た人もいることだろう。
エクシーガで初めて「STI」の名が付くモデルが出たことになるが、これまで何台かのインプレッサやレガシィを手がけた究極的なコンプリートモデルである「S」シリーズに対し、「tuned by STI」というのは、足まわりや内外装をファインチューンすることでベース車の持つ良さを高めた、少しライトな仕様となる。
筆者はもともとエクシーガを、3列シート車としてのユーティリティと、スバルらしい走行性能を持ち合わせた、総合力の高いクルマだと評価していた。
しかし、そうはいっても3列シート車。車両重量はそれなりに重いし、重心だって高い。しかも乗り心地確保のためには、足まわりをそれほど固くするわけにはいかない。
だからこそ、早く何らかの「STI」の名の付くモデルが出ればいいのにと思っていたのは、それなりに「変わり幅」が大きいはずだからだ。
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