タフトの影響はなし!? ハスラー人気はホンモノだった【2020年話題のクルマを振り返る】

画像ギャラリーはこちら

2020年1月20日に2代目ハスラーが登場してから間もなく1周年を迎えるが、この1年で取り巻く環境は大きく変わった。そう、ダイハツから似たようなテイストのタフトが2020年6月に登場したのだ。どちらも売れてはいるものの、軽SUV市場のパイオニア的存在のハスラーからしたら面白い話ではないハズ。そこで、タフトのデビューでどの程度影響を受けたのか!? 両車の販売台数推移などから、2020年の動向について改めて振り返ってみよう。

>>最大の違いは後席! その違いを画像で比較

見事なデザインでメガヒット! 初代のデビュー時期は完ペキだった

そもそもハスラーは軽×SUVという、ありそうでなかった見事なパッケージングで2013年にデビュー。折しも世界的SUVブームの直前にデビューしたことからも、タイミング的にも完璧であった。

軽自動車のSUVといえば、本格クロカンのジムニー程度で、車内も広く、街中でフツーに使えるクルマと考えると、直接的なライバルは不在であったのも功を奏したカタチだ。

ご存知の通り、販売的にも絶好調でモデル末期(2019年12月)でも4365台を売り上げていたほど。

そんな初代ハスラーの大ヒットを受けて、満を持して2020年1月に新型投入。デザインはキープコンセプトながら、先進安全装備の充実や徹底したマーケティングリサーチにより文句なしのデキであった。

新型も堅調だが……もう少し売れてほしいところ

新型ハスラーの販売台数は2020年1月には5534台、3月に至っては1万372台を記録する相変わらずの人気っぷりである。が、新型ハスラーの月販販売台数は6000台という目標から考えると、必ずしも順調というワケではないようだ。

もちろん今年2月ごろから日本でも猛威を振るっている新型コロナウィルスの影響もあったと考えられる。しかも6月にダイハツからデビューしたタフトが登場と、ハスラーにとっては厳しい一年であったのだ。

>>かなり違うゾ! ハスラーとタフトを画像で比較

タフトの影響はあまりなし!? 客層がまったく違った

だが、都内近郊のスズキディーラーで働くT氏にタフトの影響を尋ねると「予想より大きな影響ではなかった。コンセプトの違い通り、客層が別れているのでは?」と語っている。

たしかにこの2台のコンセプトはまるで違う。ハスラーはどちらかというとファミリー層狙いで、後席にリクライニングやシートスライド機構もあればシートアレンジだって多彩だ。ところがタフトのリヤシートは若干のリクライニング機能はあるものの、アレンジ面においては物足りない印象である。簡単にいうと、タフトは2シーター的な設計なのだ。

この理由をタフト開発陣に尋ねれると「軽自動車の平均乗車人数は1.5人。そのためタフトはフロントシートに重きをおいた」という。

前述の通りハスラーは4人乗っても十分快適な設計なのだが、タフトは後席はあくまで緊急用と割り切っているため、このような車内設計の差が生じているというワケだ。

▼関連記事▼

>>シートアレンジはハスラーの勝ち! 使い勝手を画像で確認

似たような見た目と一緒くたにされがちな2台であるが、コンセプトの違い通り客層も割れているようだ。個人的な意見を言うならば、軽SUV市場というバカ売れ必至の市場を作り出したハスラーにはもう少し頑張ってほしい。

今回は触れられなかったが、例えばタフトに採用している電気式パーキングブレーキをハスラーにも搭載し、全車速追従ACCを全グレードに標準にするなど、さすがハスラー! と言える機能を追加してほしいところだ。いずれにせよ、この2台からますます目が離せないぞ!

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

スズキ/ハスラー
スズキ ハスラーカタログを見る
新車価格:
151.8万円197.2万円
中古価格:
29万円299.9万円
ダイハツ/タフト
ダイハツ タフトカタログを見る
新車価格:
138.6万円188.7万円
中古価格:
90万円399万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

MOTA編集部 木村 剛大
筆者MOTA編集部 木村 剛大

記事一覧を見る

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

スズキ ハスラーの最新自動車ニュース/記事

スズキのカタログ情報 スズキ ハスラーのカタログ情報 スズキの中古車検索 スズキ ハスラーの中古車検索 スズキの記事一覧 スズキ ハスラーの記事一覧 スズキのニュース一覧 スズキ ハスラーのニュース一覧

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる