オープンカーじゃないのに解放感バツグン!変わり種ルーフのスポーツカー3選
- 筆者: MOTA編集部
1990年代には、走行性能や燃費ばかりではなく、ユーザーのワクワク感を刺激するメーカーのこだわりが詰まった車が数多く存在していました。そこで今回は、オープンカーじゃなくても、とびきりの解放感が自慢だった変わり種ルーフ(屋根)を備えた3車種をご紹介。見方によってはやや奇抜な仕様ともいえますが、“車は楽しむもの”ということを再認識させてくれますよ。
最後のTバールーフとなった日産 Z32フェアレディZ
1989年に販売が開始された4代目フェアレディZ(Z32型)は、スポーツカーらしいワイド・アンド・ローのスタイリングを持ち、フェアレディZの歴史において、最後となったTバールーフをラインナップ。ルーフ中央に骨格を残すTバールーフは、スポーツカーに欠かせないボディ剛性とガラス張りのルーフがもたらす解放感を持ち合わせた欲張り仕様です。
しかし、走りのイメージが強いR32スカイラインGT-Rが存在していたこともあり、GTカーやデートカーとして人気を獲得。その結果、ノーマルルーフよりもTバールーフの方が中古車市場に多く出回っています。
280馬力規制のきっかけとなった車種
日産 Z32フェアレディZのツインターボエンジン搭載車は、当初300馬力を発生するスポーツカーとして発売される予定でした。しかし、運輸局からの指導により最高出力を280馬力に制限。Z32フェアレディZのデビューをきっかけに、2004年まで「280馬力の自主規制」が続くこととなりました。
日産 Z32フェアレディZの中古車相場
■中古車掲載台数:66台
■中古車相場:46万円~398万円(応相談含む)
※中古車掲載台数および相場は、2020年9月3日時点のデータ
上半身ガラス張り!グラスキャノピーのスバル アルシオーネSVX
1991年に発売が開始されたスバル アルシオーネSVXは、4人または5人乗りの2ドアクーペです。特徴は、コンセプトカーのような全面ガラス張りのキャノピー。搭載されるエンジンは、3.3リッター水平対向6気筒で、前輪駆動または四輪駆動が組み合わされています。スバルらしい意欲作でしたが、バブル経済崩壊の影響により販売台数は低迷。今でもアルシオーネSVXのファンは多く、一定の人気を維持しています。
現在のスバルAWDの基礎がアルシオーネSVXに採用されている
アルシオーネSVXに採用された四輪駆動システムは、可変トルク配分電子制御AWD「VTD-AWD」で、フロント35%・リア65%が基本トルク配分となっています。この可変トルク配分電子制御AWDの基本構造は、レヴォーグやWRX S4などに採用されているものと同じ。約30年前に、現在のスバルAWDの基礎が作られていたということですね。
スバル アルシオーネSVXの中古車相場
■中古車掲載台数:21台
■中古車相場:87.2万円~600.3万円(応相談含む)
※中古車掲載台数および相場は、2020年9月3日時点のデータ
気分はスーパーカー!?バタフライドアがカッコいいトヨタ セラ
1990年に登場したトヨタ セラは、全面ガラスのグラッシーキャビンとバタフライドアが特徴のコンパクトクーペ。当時販売されていたスターレットをベースに開発され、1.5リッターの自然吸気4気筒エンジンを搭載していました。飛びぬけた走行性能はないものの、スーパーカーのような雰囲気を手軽に楽しむことができるコンパクトクーペです。
こだわりの装備もオプションで選べた
トヨタ セラのこだわりは、ルックスやドアの開閉だけではありません。オプションで、10スピーカーのスーパーライブサウンドシステムを用意。さらに、ルームランプに空気清浄機が内蔵されたシステムまでオプションで用意していました。コンパクトでも贅沢な装備を選択できるスペシャリティカーといえますね。
トヨタ セラの中古車相場
■中古車掲載台数:7台
■中古車相場:71.8万円~135.2万円(応相談含む)
※中古車掲載台数および相場は、2020年9月3日時点のデータ
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