【まだまだ現役!】10年以上つくってる三菱車・現行モデル選手権【ご長寿さんいらっしゃい!】
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
デビューから10年が経過した現役モデルを紹介する「ご長寿さんいらっしゃい!」。第3回は三菱編。ビッグネーム「パジェロ」が国内販売を終えたとはいえ、四駆・SUVのイメージが強い三菱車ですが、意外なクルマも生き延びていました。
1位:三菱 デリカD:5(2007年発売・デビュー13年目)
2007年1月にデビューし、既にデビューから丸13年が経過した三菱のミニバン「デリカD:5」。
え、デリカD:5って去年モデルチェンジしてなかったっけ?
2019年の刷新では内外装の至るところまでデザインが変更されたほか、先進運転支援機能も最新版にアップデートされるなど大幅改良されています。
もはや延命というレベルではなく、実質的なフルモデルチェンジと言えそうですが、実は「大規模なマイナーチェンジ」。補剛などはされているものの車体の基本骨格は変わっておらず、よく見ると窓も一緒だったりします。
ともあれ、まだ数年はこのまま継続することが約束されたようなもの。クロスオーバーSUV風ミニバンというキャラクターは唯一無二ですし、せっかくなら!?20年選手を目指して走り続けて欲しいものです。
2位:三菱 i-MiEV(2009年発売・デビュー11年目)
2009年7月、世界初の量産EV(電気自動車)として発表された三菱「i-MiEV(アイ・ミーブ)」。もともとは2006年、ガソリンエンジンをリアに積む特殊なレイアウトと独特の卵型フォルムで話題を呼んだ軽自動車「i(アイ)」をベースに誕生しています。ちなみにi自体も、2015年まで生産されたご長寿さんでした。
当初はi-MiEVも軽自動車規格でしたが、2018年に一部改良が実施した際に全長が85mm延伸され、小型車規格となっています。
三菱では今後もEVに注力する方針。しばらくは生産が続きそうですが…そういえばi-MiEVって、ダイナミックシールドフェイスにはならないんでしょうかね??
3位:三菱 RVR(2010年発売・デビュー10年目)
どっこい生き残っているコンパクトSUVのRVRは2010年のデビュー。大型のパノラマガラスルーフが特徴で、現在、軽を除き日本で売られる三菱車の中で最も安いSUVモデルです。
直近では2019年にマイナーチェンジが行われ、近年の三菱車の特徴であるダイナミックシールドデザインによる最新フェイスとなり、まだまだ現役続行であることを示しています。
RVRの名前自体は1991年からありますが、初代と2代目はミニバンをベースに全長を縮めた2列シートのワゴン車で、3代目の現行型との関連性はあまりないのも面白いところです。
【もうすぐランクイン!】三菱 ミラージュ(2012年発売・デビュー8年目)
2012年夏、「乗って!ミラージュ!!」のキャッチコピーとともにデビューした現行型ミラージュも8年選手。丸みを帯びたかわいらしいフォルムに、1リッターエンジン(のちに1.2リッター化)を搭載したコンパクトカーです。
実はミラージュの名前が登場したのは1978年。それから2000年まで代を重ねてきましたが、10年少々の間は名前が絶えていたのでした。
つい先日の2020年4月16日、ダイナミックシールド顔に一新されるマイナーチェンジを実施。かわいかったミラージュも、すっかり力強いマスクに生まれ変わりました。このタイミングでの変更はつまり、あと数年は現行型ミラージュを売り続ける宣言と受け取って良いでしょう。10年選手入りも目前のようです。
【もうすぐランクイン!?】三菱 アウトランダー(2012年・8年)
デリカD:5と並び、現在の三菱を代表するモデルとなっているSUV「アウトランダー」。ガソリンエンジンモデルに加え、プラグインハイブリッドの「アウトランダーPHEV」もラインナップされています。
アウトランダーとしては2代目になる現行モデルは、ガソリンが2012年、PHEVは翌2013年に登場しています。
実は2019年の東京モーターショーで登場したコンセプトカー「エンゲルベルクツアラー」が、次期型アウトランダーのデザインモチーフでは、との噂。2020年中にもフルモデルチェンジする!?とも言われており、残念ながら次なる10年選手にはランクインしなそう!?
いずれにせよ、新型の登場が楽しみです。
[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)]
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