こんなディーラーは嫌だ! 「放置」「めんどくさいオーラ」など悲惨なものも…
※記事中の画像は全てイメージです
こんなディーラーは嫌だァ!
自動車に乗っている人なら一度くらいは行ったことがあるであろう自動車ディーラー。中には親子代々知り合いの修理工場でお世話になっているので……という人もいるかもしれないが、そういう人は「そんな世界もあるんだ~」くらいの気持ちで読んでいただければ幸いだ。
そもそも自動車ディーラーは新車を購入するときに行くだけではなく、修理や整備、車検など、愛車にまつわるさまざまなシチュエーションで行くことがある。今回はそんなときに受けた理不尽な(?)対応を集めてみたが、ほとんどの自動車ディーラーは真摯な気持ちで、良い対応をしてくれるという点を忘れずに、話のネタにしてほしい。
ビックリするほど放置される
新型車が出たばかりの週末や、フェア開催中のディーラーは非常に混み合うもの。そんなときに起こりがちな現象が放置プレイだ。
本来であれば駐車場で出迎えたスタッフから営業スタッフへのバトンタッチがスムーズに行われるハズなのだが、営業スタッフが埋まっているような状況だと「少々お待ちください」と言われたっきり、待てど暮らせど案内されないということもある。
筆者が受けた最大の放置プレイは、とある軽自動車の購入を検討していたとき、NAモデルとターボモデルを乗り比べるべくディーラーを訪問し、NAモデルを一回り試乗したのち、「ターボモデルを用意しますね」と言われたきり、1時間近く放置されたことだ。
結局その後もその営業スタッフが戻ってくることはなく、何が起きているのか分からないままディーラーを後にした経験がある。こうなるといくらその車両が魅力的だったとしても、購入候補から一瞬で外れるのは想像に難くないだろう。
営業のやる気がゼロ
お金をもっていないように見えたのか、はたまた買う気のない冷やかし客だと思われたのかは分からないが、全く具体的な話ができずに商談が終わったという友人がいる。
その友人は家族と相談してはじき出した予算を胸に商談に臨んだのだが、全く値引きの話に乗ってこなかったのである。狙っていた車種には上級グレードと中級グレードが存在し、値引きの額によっては上級グレードも狙えるかも……という予算感だったのだが、当日の商談では結局具体的な値引き額の提示はなく、「どのグレードにするのか決めてもらわないと……」という噛み合わない会話が延々と続いたというのだ。
すでにその営業スタッフがその月の目標をクリアしていたのか、もともとやる気がなかったのかは分からないが、貴重な休日を使ってディーラーに足を運んだ友人は当然怒り狂い、その車種のライバル車種を取り扱う別のメーカーの車両を購入していた。
担当がいなくなり引継ぎができてない
紆余曲折を経てやっと購入した念願の新車。これから担当営業さんと充実したカーライフを送っていくぞー! と思ったのもつかの間。
担当営業が秒で退職してしまい、引き継いだ次の担当者にも全然引継ぎがなされていないという悲劇……。「いやね、確かにこっちはアナタの営業成績には貢献できなかったかもしれないけれど、御社でクルマ買ってるんですよ!?」という気持ちになったのは言うまでもない。
結局そのユーザーは初回の車検まで我慢して乗り、光の速度で他のメーカーに乗り換えたという…。
整備の相談で行ったらめんどくさそうなオーラ全開
ややマニアックな車種に乗るAさん。車検の時期が近づいてきたため、車検整備の相談をするために近所のディーラーに足を運ぶと、明らかにめんどくさそうな対応。もちろん、Aさんの愛車は違法改造とは無縁なほぼフルノーマルな個体。にもかかわらず、「部品が出ないと整備できないので…」と遠回しにお断りしたい雰囲気を醸し出していた。
確かにディーラーの看板を背負っている限り「部品がないのでできませんでした」と言いにくい気持ちは分かるが、Aさんはそこは承知の上で相談しているにもかかわらずやりたくないオーラ全開なのは、さすがに事なかれ主義の極みではないだろうか。
結局Aさんは別の系列店に足を運び、たまたまそこにいたマニアなメカニックと意気投合し、自宅からは遠いものの今でもその店舗でメンテナンスを受けているそうだ。
ということで、いくらメーカー側の人間が心血を注いで作り上げた車両であっても、実際にユーザーと接するスタッフの対応次第ではファンもアンチになってしまいますよ、というお話である。
逆に今まで気にしていなかったメーカーなのに、スタッフの対応が素晴らしかったために一気に信者になるということもあるわけで、やはりいくら技術が進化したからと言って、人と人とのつながりが大きなウエイトを占めるのは変わらないと言えるだろう。
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