安全・安心をさらにレベルアップ! パナソニック ポータブルナビ「ゴリラ」の2019年モデルが登場(3/3)

  • 筆者: 高山 正寛
  • カメラマン:パナソニック オートモーティブ社・オートックワン・原田 淳・小林 岳夫
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ポータブルでも妥協無し!の測位性能

GPSを使い自車位置を測位する、という考えでは、PNDとスマホナビは同じと考える人も多いだろう。

しかしパナソニック ゴリラの場合、GPSを基本としつつ、衛星からの電波が届きづらいトンネルや高速道路の分岐、さらに高速道と一般道が並列している場合の判別にも対応する「Gロケーション」と呼ばれる測位システムを搭載している。

元々上下/左右/加速度に対応する高精度Gジャイロにプラスして、従来のGPSだけでなく「みちびき」や「グロナス」といった衛星からの情報も受信。結果として、電波が遮断されやすいビル街や山間部などでも測位レベルが向上する。この点でもスマホとは比較にならず、AV一体型ナビに迫る能力を有しているのだ。

通信料は不要、自慢の“スイテルート案内”で渋滞回避

スマホナビには通信を使ってVICSなどの渋滞情報を取得する機能を採用しているものもある。この機能自体は評価できるが、そもそも通信機器であるスマホゆえに渋滞情報や検索などを使えば当然パケット代(通信料)が発生する。使用頻度が高い人にとっては正直頭の痛い話だろう。

しかしゴリラの場合は交通情報サービスである「VICS-WIDE」を搭載している(CN-G1300VDのみ)。従来のVICSに比べより詳細な情報かつ高精度なプローブ情報により渋滞情報が取得できるこのサービスは、ビーコンなどの通信機器を追加することなく、渋滞・規制情報を考慮した最適ルートを案内してくれる。

また同じVICS-WIDEでも交通状況の変化に合わせて新ルートを自動で再探索した際の「目的地までの新旧ルートの比較」や「渋滞回避レベル」を好みで調整できるのは、PNDの中ではゴリラだけの機能であることは覚えておきたい。

地図画面やUI、基本性能の確かさがリピーターにも支持される

 写真左が7インチのCN-G1300VD、写真右が5インチのCN-G530D

実はゴリラのユーザー層は50代以上が半数以上を占めるという調査データがある。元々リピーターも39%、PND全体の買い換えで見ても60%がゴリラを選んでいるという。

リピーターの動きを見ても平均で3~5年で買い換えを行っているが、この期間にゴリラ自体も数々の新機能搭載も含め、レベルアップしているのが現実だ。そして何よりもカーナビに最適化された地図画面や必要な情報にアクセスしやすいランチャーメニュー、また細街路も含め目的地まで誘導する機能など、カーナビに求められる基本性能を常に磨き込んでいることがリピートに繋がっている。

来年2020年は「東京2020オリンピック・パラリンピック」イヤーということもあり、現在高速道路を中心に整備が進んでいるが、G1300Vには2019年6月末~2022年7月末まで無料更新地図のサービスがついているので安心だ。また、2019年モデルの新地図は、交差点拡大図や方面看板表示もレベルアップし、よりリアルかつ見やすくなった点もドライバーの安心に繋がる。

このようなきめ細かな仕様を盛り込み確実にレベルアップしていることが、結果としてゴリラユーザーの高い満足度に繋がっていることは間違いないのである。

[筆者:高山 正寛/撮影:パナソニック オートモーティブ社・オートックワン編集部・原田 淳・小林 岳夫]

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高山 正寛
筆者高山 正寛

1959年生まれ。自動車専門誌で20年以上、新車担当デスクおよびカーAV記事を担当。途中5年間エンターテインメント部門で書籍編集長を歴任後1999年フリーへ転身。フリーランスとして年間ほぼすべての国内における新型車への試乗および新車インプレッションを行う。またITS EVANGELIS(カーナビ伝道師)としてカーナビを含めたITS関係、カーエレクトロニクスから先進技術、また通信関連、PCや携帯電話などの執筆も行う。記事一覧を見る

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