新型ヴォクシー/ノア 2021年中にいよいよフルモデルチェンジ!? 兄弟車エスクァイアはひと足お先にモデル廃止へ

  • 筆者: MOTA編集部
  • カメラマン:小林 岳夫・和田 清志・TOYOTA・MOTA編集部
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トヨタのミニバン「ヴォクシー」が兄弟車「ノア」とともに2021年中にもフルモデルチェンジを迎えそうだ。2014年1月のデビューから8年目を迎えた今も好調な売れ行きを示すヴォクシーは、どのように変わるのか。新TNGAプラットフォームの採用で、走りやパッケージング、そして先進運転支援機能も大幅に進化する模様だ。販売チャンネル統合により兄弟車が消滅しつつあるトヨタでは異例の新型「ヴォクシー/ノア」兄弟車、その最新予想についてお届けする。
目次[開く][閉じる]
  1. デビュー8年目、いよいよ待望のフルモデルチェンジ実施へ
  2. ヴォクシー3兄弟で年14万台販売の実力! 統合すればミニバンNo.1の巨大銘柄が誕生する
  3. ヴォクシー/ノアは統合せず2台体制!?2021年中にも発表、2022年春に発売か

デビュー8年目、いよいよ待望のフルモデルチェンジ実施へ

現行型ヴォクシーの誕生は2014年1月

トヨタ ヴォクシーは現行型で3代目。フルモデルチェンジしたのは2014年1月だから、デビュー8年目のベテランモデルであるが、2021年8月度の自販連調べ※による販売ランキングでは12位(月間4243台販売)に位置する。

さらに兄弟車のノア(17位/3080台)、エスクァイア(42位/730台)と合算すると8053台だから、同月のトヨタ アクア(3位/9442台)に次ぐ売れ行きを示し、モデル末期ながら旺盛な需要を示している。

とはいえ、初代(2001~2007年)、2代目(2007~2014年)ともに、およそ6~7年でフルモデルチェンジを実施していることから、順当にいけば現行型もいつ新しくなってもおかしくはない。

※自販連(一般社団法人 日本自動車販売協会連合会)発表「乗用車ブランド通称名別順位」より。軽自動車を除く。

ヴォクシー3兄弟で年14万台販売の実力! 統合すればミニバンNo.1の巨大銘柄が誕生する

トヨタは、一部地域を除き全部で4つの販売チャンネルがあった。ネッツ店向けにヴィッツ(現:ヤリス)、カローラ店にはカローラシリーズ、トヨペット店にはハリアーといったように、それぞれに専売車種も設け独自性を保つとともに、各店にちらばる兄弟車を競合させることで自社内での販売競争も発生。それが他社銘柄への流出を抑制する巧みな構造にもなっていた。

2020年5月、トヨタの4つの販売店チャンネルが統合、ヴォクシー3兄弟はどうなる!?

しかしトヨタは2020年5月に、それまで販売チャンネル毎に専用モデルを用意する体制に大変更を実施した。全店舗で全車種が扱えるようにしたのだ。プリウスやアクア、シエンタなど全店併売のモデルは存在していたが、例えばネッツ店でも、他店専売だったカローラやハリアーが買えるような仕組みとなった。

いっぽうで「タンク」が廃止され兄弟車の「ルーミー」に統合されたり、「アルファード」の兄弟車「ヴェルファイア」が大幅なモデル整理の対象となるなど、トヨタ車ラインナップのリストラも密かに進行中である。

トヨタ/ヴォクシー
トヨタ ヴォクシーカタログを見る
新車価格:
281.4万円344.3万円
中古価格:
18万円426.8万円

ミニバン3兄弟の販売人気はヴォクシー、ノア、エスクァイアの順

ネッツ店専売だったヴォクシー、カローラ店専売だったノアと、トヨタ店・トヨペット店向けだったエスクァイアには、それぞれのモデルに特徴が設けられていた。しかし次期モデルで3つが残ることは考えにくい。

果たして次期ヴォクシー兄弟はどうなっていくのだろうか。

2020年度(2020年4月~2021年3月)の新車販売では、ヴォクシーが7万1903台、ノアが4万6755台、エスクァイアが1万9800台を売っている。単一銘柄ではこれまでライバルの日産 セレナ(6万5302台)がカテゴリーNo.1を維持していたが、2020年度はヴォクシーが抜いた。そればかりか、トヨタミニバンの3兄弟を合算すれば約14万台規模になり、ダントツの1位となる。

もし車種統合が実現すれば、2020年度2位のトヨタ ライズ(12万988台)や3位のカローラ(11万2777台)を超え、1位のヤリス(20万2652台)に迫るミニバン界の巨人が誕生することになる。

ヴォクシー/ノアは統合せず2台体制!?2021年中にも発表、2022年春に発売か

2021年9月時点で、トヨタ ヴォクシーのフルモデルチェンジに関する公式情報は一切ない。ここからは編集部独自に入手した情報を交え、4代目となる新型ヴォクシー及びノアについて探ってみる。

まずは現行型3兄弟体制、ヴォクシー、ノア、エスクァイアそれぞれの役割分担について、おさらいしてみよう。

現行型は3兄弟の特徴を生かした3タイプ体制

現行型のヴォクシーは、兄弟車中で最もやんちゃな印象。押し出し感のあるスポーティなデザインが特徴だ。2020年4月末にグレード体系を整理。エアロパーツを備えたZSグレード系のみに絞られたことで、そのキャラクターが明確にされた。

それに対しノアは、もともとファミリー層を意識した穏健なデザインや内外装の色使いが特徴だった。しかし2017年7月のマイナーチェンジでメッキ加飾を増やし、高級感ある派手めなデザインとなった。

2014年に遅れて登場したエスクァイアは、ミニアルファード風の高級感を押し出した内外装が特徴。しかし2021年9月現在、トヨタのエスクァイア公式ホームページ上では、他の兄弟に先駆け「2021年12月上旬をもって生産終了」と掲載されている。

エスクァイアは廃止、ヴォクシーはノア統合で動いていたが…ヴォクシーの好調な売れ行きを受け変更か!?

残るヴォクシーとノアも、一時は完全統合する方向で動いていたようだが、ヴォクシーの好調な売れ行きを受け、土壇場で変更がかかったとの情報が入ってきた。エアロカスタム系のヴォクシーと、エスクァイアの路線も吸収しファミリー&高級系に寄せたノアで、明確にキャラクターを分けて売り出されるという。

ただし新型ヴォクシー/ノアが、統一車種名+サブネームで分けるのか、完全に別々の車種名として独立するのかはまだはっきりしない。詳しいことが分かり次第情報を更新する予定である。

セレナのプロパイロットに対抗するにはTNGA化が必須

新型ヴォクシーに、トヨタが水平展開を進める「TNGA」(Toyota New Global Architecture:トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)のGA-Cプラットフォームが採用されるかどうかは不透明な状況だ。

現在人気のミニバンとはいえ、需要も一巡したうえSUVブームも拡がりをみせており、先行きが読みづらいところがある。

背が高く車体が四角く大きいことから、燃費や走行安定性の面で不利なミニバンだが、低重心で操縦性に優れるGA-Cプラットフォーム採用でネガの改善を図ることが出来るのは確かだ。またライバルの日産 セレナの“プロパイロット”で先行されるADAS(先進運転支援システム)や安全機能の新規採用も、TNGA化したほうが導入しやすい。

しかし旧モデルのキャリーオーバーでモデルチェンジが行われる可能性も現段階では否定出来ない。今後の動向に注目したい。

部品供給の遅れが気になるところだが…正式発売時期は2022年春頃か

パワートレインは、現行型同様の2リッターガソリンエンジンと1.8リッターハイブリッドのラインナップとなる見込み。現行型の燃費がガソリン13.2km/L、ハイブリッド19.0km/L(WLTCモード燃費)だが、そちらの改善にも期待がかかる。

なお新型ヴォクシーの価格帯については、新プラットフォーム採用や安全装備の機能向上があれば、据え置きとはいかないだろう。しかし激戦区ゆえ、現行型ヴォクシー・ノアの10~15万円高程度、およそ360万円から250万円クラスに抑えてくるものと思われる。

気になる新型ヴォクシー/ノアの発売時期だが、2021年中にも発表される公算が高い。ただし昨今の部品供給の遅れは深刻で、発売予定が大幅にずれ込む可能性もあるという。先行予約などを年内に実施し、2022年春に正式発売という流れになりそうだ。

[筆者:MOTA編集部]

トヨタ/ノア
トヨタ ノアカタログを見る
新車価格:
255.6万円344.3万円
中古価格:
15.5万円361万円

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