ディーゼル+プラグインハイブリッドのマリアージュ|メルセデス・ベンツ E350de試乗レポート(1/3)
- 筆者: 山田 弘樹
- カメラマン:MOTA編集部
ディーゼルターボエンジンにプラグインハイブリッドシステムを組み合わせたEクラスセダン、E350deが日本でも発売を開始した。かつてプジョーがディーゼルハイブリッドをリリースしていたが、日本には未上陸。果たして、高トルクで高効率なPHEVは、日本市場でどう捉えられるのか。モータージャーナリストの山田弘樹氏がテストした。
プレミアムセグメントならではの組み合わせ
かつて国産メーカーの技術者に、ハイブリッド車の内燃機関をなぜディーゼルにしないのか? と尋ねたことがあった。その回答を端的に言えば、ただでさえガソリンエンジンよりも高額になるディーゼルユニットにハイブリッドを組み合わせることによる「コストの高騰」がひとつ。そしてモーターによって補える低中速トルクの向上は、ディーゼルユニットと特性が被るからあまり得策ではない、という説明が返ってきたのを覚えている。
ただしそれは、いわゆるスタンダードセグメントでの話。ことメルセデスのようなプレミアムブランドにおいては、その組み合わせは当然視野に入っていたはずである。
そしてこのたびメルセデスは、遂に日本初(2019年10月時点・メルセデス調べ)となるクリーン・ディーゼルのプラグインハイブリッド搭載モデル、E350deを登場させてきた。
3リッターV6ツインターボを上回るトルクの持ち主
その概要を説明すると、内燃機関に用いるのはE200にも搭載される2リッターの直列4気筒ディーゼルターボ。その最高出力は194PS/3800rpm、最大トルクは400Nm/1600~2800rpmと、エンジン単体でも十分に魅力的な数字となっている。
ここに組み合わされるのは90kW(122PS)/440Nmの最高出力/最大トルクを持つモーターシステム。そしてふたつのパワーユニットがもたらすシステム出力は、じつに306PS/700Nmにも及ぶ。これは3リッターV6ツインターボを搭載するE450 4MATIC エクスクルーシブ(367PS/500Nm)を、トルクで上回る数値である。
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