今世界で一番楽しいFFスポーツカー|ルノー メガーヌR.S. トロフィー サーキット試乗(1/4)
- 筆者: 山田 弘樹
- カメラマン:佐藤 正巳
FFスポーツ最速に挑み続けるメガーヌ R.S.が、磨いてきた4コントロール(後輪操舵)と、シリーズ最強の300馬力というパワーを得て、「トロフィー」となって日本上陸。今回は限定ではなくカタログモデルに。そんなホットな1台を筑波サーキットで乗った!
刺激的な走りを見せるメガーヌ R.S. トロフィーを画像でチェック[フォトギャラリー]
4コントロール付きモデルで最強スペック
筑波サーキットの最終コーナーを軽めのブレーキングでアプローチすると、メガーヌRSトロフィーは弱オーバーステアを示した。ここで少しだけカウンターを当てながら、アクセルで姿勢を安定させて立ち上がることができたとき、こんな運転ができる市販車があるのか!? と嬉しくなった。
ルノー メガーヌRSトロフィーは、間違いなく今世界で一番楽しいFFスポーツカーだと私は思う。
ただその挙動を頭の中で今一度整理すると、ちょっと「?」マークが浮かんだのも事実だった。なぜならオーバー100km/hの領域でメガーヌRSの後輪操舵「4コントロール」は、同位相をもって挙動を安定させるはずだからだ。
最終コーナーへの進入速度は、目視していなかったが150km/h以上。そして減速を行ったとしても、ターンインでの速度は優に100km/hを超えている。しかし実際の挙動は、高速コーナーのターンインではっきりとオーバーステアだったのである。
ニュル最速モデルは4コントロールなし
なるほど、ここに“トロフィー”の意味が隠されていたのだ。
メガーヌRSはそのグレードを「スポーツ」「シャシーカップ」(100台限定・完売)「トロフィー」「トロフィーR」と4段階に分けている。そして今回のトロフィーは、4コントロール付きのグレードの中で最もレーシングライクな仕様となっているのだった。
「4コントロール付き」と限定したのは、ニュル最速タイム(7分40秒1)をたたき出したトロフィーRが、これをキャンセルしてまで軽量化を推進し、その分サスペンションセッティングをより先鋭化させたからである。
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