今世界で一番楽しいFFスポーツカー|ルノー メガーヌR.S. トロフィー サーキット試乗(2/4)
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- 筆者: 山田 弘樹
- カメラマン:佐藤 正巳
本格的なレーシングセッティング
トロフィーのセッティングは、その車高バランスやサスペンション剛性を、かなりオーバーステア方向にセットしていると予想できた。それは同位相をもってしてもリアが追従するような、本格的なレーシングセッティングだ。
そんなメガーヌRSトロフィーのシャシーには、先ほど限定発売された「シャシーカップ」仕様のパーツが奢られている。
スプリングレートは最もベーシックな「スポーツ」に対してフロントで23%、リアは35%剛性を向上。これに合わせてダンパー剛性も25%高められ、さらにフロントのスタビライザーは7%ハイレートなものになっている。
そして駆動系には、メンテナンスフリーなトルセンLSDを装着。ターンインで作動制限をしない1WAY方式になっているのがミソで、ここでもルノー・スポールが、徹底的にアンダーステアを嫌っているのがわかる。さらにトルクバイアスレシオ(2.6:1)は、ルノー・スポールモデル専用にチューニングされているという。
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