ルノー 新型クロスオーバー「キャプチャー」試乗レポート/藤島知子(4/4)

  • 筆者: 藤島 知子
  • カメラマン:オートックワン編集部
ルノー 新型クロスオーバー「キャプチャー」試乗レポート/藤島知子
ルノー キャプチャー「ゼン」[ボディカラー:ブルー メディテラネM] ルノー キャプチャー「インテンス」[ボディカラー:オランジュ ルシヨンM/イヴォワール] ルノー キャプチャー「インテンス」[ボディカラー:オランジュ ルシヨンM/イヴォワール] ルノー キャプチャー「インテンス」[ボディカラー:オランジュ ルシヨンM/イヴォワール] ルノー キャプチャー「インテンス」[ボディカラー:オランジュ ルシヨンM/イヴォワール] ルノー キャプチャー「インテンス」[ボディカラー:オランジュ ルシヨンM/イヴォワール] ルノー キャプチャー「インテンス」[ボディカラー:オランジュ ルシヨンM/イヴォワール] ルノー キャプチャー「インテンス」[ボディカラー:オランジュ ルシヨンM/イヴォワール] ルノー キャプチャー「インテンス」[ボディカラー:オランジュ ルシヨンM/イヴォワール] ルノー キャプチャー「インテンス」[ボディカラー:オランジュ ルシヨンM/イヴォワール] ルノー キャプチャー「インテンス」[ボディカラー:オランジュ ルシヨンM/エトワールM] 画像ギャラリーはこちら

新型ルーテシア譲りの活発な運動性能

ルノー キャプチャー「インテンス」[ボディカラー:オランジュ ルシヨンM/イヴォワール] 試乗レポート3ルノー キャプチャー「インテンス」[ボディカラー:オランジュ ルシヨンM/イヴォワール] 試乗レポート5

キャプチャーに搭載されるのは直列4気筒1.2L直噴ターボエンジンにゲトラグ社製の乾式6速デュアルクラッチ トランスミッションとなる。こちらは4代目ルーテシアでもお馴染みのパワーユニットだが、ギアレシオについても特に変更は加えられていないとか。

まずは上級仕様の「インテンス」でドライブに出かけてみる。駆け出しでアクセルペダルをグッと踏み込んだりすると、デュアルクラッチが稀に荒っぽく繋がる傾向もあるが、慣れてくると、その荒削りな感覚に妙に親しみが湧いてくるから不思議なものだ。

120馬力の1.2リッター直噴ターボエンジンは、踏み込んでも瞬間的にパンチが効いた加速を見せるタイプではないが、ゆったり構えてドライブする上では必要にして十分な印象を受ける。その点では、低燃費で走行できるECOモードも備えているし、先を急いだりしないスローライフ派にもってこいのリズム感を備えたモデルといえそうだ。

石畳の道で鍛えられた柔軟かつタフな足回りは「さすが」のひと言

ルノー キャプチャー「インテンス」[ボディカラー:オランジュ ルシヨンM/イヴォワール] 試乗レポート8

17インチタイヤは低速時の走りでわずかに引き締まった印象を与えるものの、荒れた路面を乗り越える時の足回りやボディのいなしは見事。カーブでは重心の高さをみじんも感じさせない安定した走りを披露してくれる。

走行距離が伸びてきたら、足がいい感じに馴染んで味わい深い走りを楽しませてくれそうな傾向もあるので、ユーザーがクルマと共に月日を重ねる楽しみも得られそうだ。

ルノー キャプチャー「ゼン」[ボディカラー:ブルー メディテラネM]

一方で、カングーのようにソフトな乗り心地としなやかな走りを期待するなら、16インチのタイヤが装着される「ゼン」の走りも捨てがたい。そのあたりは、上下の揺すられ感を抑え、安定感を高めた17インチと好みは分かれると思う。

16インチ「ゼン」と17インチ「インテンス」、いずれも捨てがたい魅惑の乗り味

(奥から)ルノー キャプチャー「ゼン」[ボディカラー:ブルー メディテラネM]/「インテンス」[ボディカラー:オランジュ ルシヨンM/イヴォワール]/「インテンス」[イヴォワール/エトワールM]

しかし、走り以外の装備を比べると、上級仕様のインテンスは2トーンルーフにインチアップしたアルミホイール、華やかな着せ替えシートなどがわずか10万円アップというバリュープライスで付いてくることになる。

総合点ではインテンスの方が魅力的に映ってくるのだが、乗り味で選ぶべきか、キャプチャーならではのオシャレ感を優先させるべきか、いざ購入するさいは迷いどころとなるだろう。

[レポート:藤島知子/Photo:オートックワン編集部]

ルノー キャプチャー インテンス[2WD(FF)] 主要諸元

ルノー キャプチャー「インテンス」[ボディカラー:オランジュ ルシヨンM/イヴォワール]

全長x全幅x全高:4125x1780x1565mm/ホイールベース:2605mm/車両重量:1270kg/乗車定員:5名/ステアリング位置:右/駆動方式:2WD(FF)/エンジン種類:ターボチャージャー付 筒内直接噴射 直列4気筒 DOHC 16V ガソリンエンジン/総排気量:1197cc/最高出力:120ps(88kW)/4900rpm/最大トルク:19.4kg-m(190N・m)/2000rpm/トランスミッション:6速 エフィシェント デュアル クラッチ/サスペンション:(前)マクファーソン式/(後)トーションビーム式/タイヤサイズ:205/55R17/車両本体価格:259.8万円[消費税5%込]

◎関連記事:

ルノー 新型クロスオーバー「キャプチャー」デザイナーインタビュー/まるも亜希子 ~“ルノーの味”が表現される過程とは?~[2014年1月23日]

ルノー、新型コンパクトクロスオーバー「キャプチャー」を正式発表[2014年1月23日]

【東京モーターショー2013 現地速報】ルノーの新デザインコンセプトカーが格好イイ!「デジール」ジャパンプレミアほか新型「ルーテシア」も![2013年11月20日]

ルノー キャプチャー「インテンス」[ボディカラー:オランジュ ルシヨンM/イヴォワール]ルノー キャプチャー「インテンス」[ボディカラー:オランジュ ルシヨンM/イヴォワール]ルノー キャプチャー「インテンス」[ボディカラー:オランジュ ルシヨンM/イヴォワール]ルノー キャプチャー「インテンス」[ボディカラー:オランジュ ルシヨンM/イヴォワール]ルノー キャプチャー「インテンス」[ボディカラー:オランジュ ルシヨンM/イヴォワール]
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藤島 知子
筆者藤島 知子

通称「藤トモ」。スーパー耐久のレースクイーンを経験後、軽自動車レースに参戦したことがきっかけで様々なレースに参戦。レースで培った技術と女性ならではの視点が魅力の女性モータージャーナリスト。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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