ルノー コレオス 試乗レポート(3/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
100万kmのテスト走行で得た乗り心地
走り出した第一印象では、乗り心地のよさが印象的だ。話は搭載されるSACHS製のハイスピードダンピングシステムに終始しがちなところだが、もっと根本的な部分を解説しよう。
クルマというのは、誰が走るか、どこを走るかによって走りの味が決まってくるものだが、乗り心地はコレオス開発のメインテーマ。実に100万kmというハンパじゃない距離を走行して煮詰めたという。
SUVタイプの車体は、本来は乗り心地や運動性能では不利だが、まるでアクティブサスペンションでも付けたかのように、シーンに応じて最適に“いなす”。突き上げ感は皆無で、上屋はフラットな姿勢を保ち、バネ下だけが路面に合わせてしなやかに追従している印象だ。
エクストレイル譲りのエンジン+CVTが与えられたことも、素直に「よかったな」と思う。これまでルノー車というと、90年代から変わり映えしない4速ATが与えられていたが、いいATに慣れた日本のユーザーにとっては、とうてい納得できるものではなかった。 ところが、コレオスは違う。悪癖のないジャトコ製CVTがスムーズな走りを生む。欲をいうと、CVTの変速制御が燃費重視なのか、上り坂や巡航からの再加速時には、もう少しピックアップして欲しいところではあるが、市街地を普通に運転するぶんには十分だ。
もうひとつ感心したのが滑らかでスッキリとしたステアリングフィールだ。実は、多くのコンポーネンツを日産と共有するものの、ステアリング機構については、ルノー セニックと同じものを使ったとのこと。こうしたクルマの走りの「味」を左右する部分は、ちゃんとルノーのものを用いているわけだ。
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