ポルシェ 新型ボクスター 試乗レポート/九島辰也の“ポルシェは911だけじゃナイッ!!”(1/2)
- 筆者: 九島 辰也
- カメラマン:茂呂幸正
“ポルシェは911だけじゃナイッ!!”シリーズ最後の第三弾は「ポルシェ ボクスター」&「ポルシェ ボクスターS」!
手頃な価格でポルシェを楽しめるエントリーカーという位置付けのボクスターですが、しかしその実力は侮れません。ケイマンと並び、世界的にも販売好調で評判も高い新型ボクスターへ、九島氏が箱根で試乗!
現行型は、2012年にモデルチェンジした。コードネームは981型で、911が991型になったことでそのパーツが流用される。結果、シャシーフレームのみで軽量化は実現された。アルミニウムを多用したからだ。
さらにいえば、フロントセクションも共有する。RRとミッドシップはリアを共有できないが、それ以外は可能だ。
グレードは、スタンダードの「ボクスター」とハイパフォーマンスバージョンの「ボクスターS」からなる。ともにマニュアルとPDKを選べる設定だ。
スタンダードモデルのエンジンは、2.7リッターの水平対向6気筒。最高出力は265psで、最大トルク280Nmを発生させる。最高速は6速マニュアルが264km/hで、7速PDKが262km/h。0-100km/h加速はそれぞれ5.8秒と5.7秒となる。もはや加速はマニュアルよりPDKの方が速いのは明白だ。
これに対し、ボクスターSは3.4リッターで、パワーは315ps、トルクは360Nmとなる。最高速はマニュアルが279km/h、PDKが277km/h、0-100km/h加速は5.1秒と5.0秒を記録する。
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