プジョー 208GTi 海外試乗レポート/まるも亜希子(1/2)
- 筆者: まるも 亜希子
- カメラマン:プジョー・シトロエン
ご先祖さまは、“ホットハッチ”という言葉がまさにハマった「205GTi」
早くもバカンス客でにぎわう南仏・ニースの海をひやかし、細い山道をくねくねとのぼっていくと、テラスからニースの街を一望する瀟洒なリゾートホテルが現れた。そのエントランスに足を向けた瞬間、心はすっかり80年代にタイムスリップしてしまった。出迎えてくれたのは、世界的大ヒットとなった「プジョー205GTi」。そう、この旅のお目当て、208GTiの偉大なるご先祖さまである。
低いスタンスのすこし角張ったボディに、GTiである証のレッドラインが効いたデザインは、今見ても魅力的だ。新車で乗ったことはなかったが、90年代後半に箱根で試乗した時でさえ、「ホットハッチ」という言葉がまさにハマるヤンチャな走りに、テンションがあがりまくったことを思い出す。それでいて、室内のスペースや実用性、街中での乗りやすさも備えていて、熱くなりすぎないスポーティさが人気の素でもあった。
大人っぽさを残しながらも少しだけヤンチャさを覗かせる外観
そんな205GTiをルーツとする最新モデル、208GTiはいったいどんなキャラクターに進化しているのか。テーマを聞くと、エレガントで効率的なアスリートモデルだという。208全体の中でのGTiのポジションは、スポーティさに加えてプレミアムグレードという役割も担うようだ。
たしかにまず外観からして、泥臭さや汗臭さはまったく感じられない。それどころか、サテンのように艶やかなシルバーが縁取るフロントグリル、ヘッドライトやサイドミラーなどが効いて、全体的に上質感がアップしている。
そしてGTiのテーマカラーであるレッドで刻まれた、PEUGEOUTやGTiのロゴが特別感を醸し出す。リアにまわれば、クロームメッキのテールパイプやブラックのリアスカートで、大人っぽさを残しながらも少しだけヤンチャさを覗かせる。
室内に乗り込んでみると、インテリアはブラックで硬派にまとめられる一方、やはりレッドのステッチやパネルがポイントに配されて、GTiだけの独特の空間。
インパネセンターの流麗なカーブや、メーターを縁取るデザインなどで立体感もあり、プジョーらしい小粋なセンスを感じさせてくれる。シートは分厚いクッションで太腿や腰、脇腹などがサポートされるスポーツタイプで、なんとも収まりがよく落ち着く座り心地だ。
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