おかえりオペル! 日本リベンジはかなり本気だった
- 筆者: MOTA編集部 木村 剛大
- カメラマン:MOTA編集部
ドイツの自動車メーカー「オペル」が日本に再参入すると発表。本格的な発売は2021年末を目指すという。オペルオートモービルGmbH CEOのミヒャエル氏は「もう日本から撤退はない!」と断言するなどオペルは日本市場をかなり重要視している模様。果たしてどんな車種が日本の道路を走ることになるのか?
常盤貴子が乗ったヴィータも復活?!
ブランド上陸時に導入する車種はコンパクトカーの「コルサ」(日本導入時に車名変更予定。かつての日本名はヴィータ)をはじめクロスオーバーSUVの「グランドランドX」、そしてスライドドアを備えるファミリーワゴン「コンボ ライフ」の3車種。いづれのモデルも全て先進安全装備が搭載されるという。
EVやPHVなど環境性能もバツグン
コルサはすでにプジョーから発売済みの208といわば兄弟車で、ガソリンモデルとEVモデルが導入される予定。グランドランドXはプジョー5008やシトロエン C5エアクロスと兄弟車である。エンジンラインアップはガソリンとディーゼル、そしてプラグインハイブリッドも上陸するという。
最後のコンボ ライフは大人気のシトロエン ベルランゴと基本コンポーネンツを共有しているモデル。5人乗りと8人乗りがラインアップされるという。
親会社の変更など激動の15年だった
戦前から続いていたGMとの関係も2017年に終了し、現在の親会社はプジョーなどを展開するPSAグループに。今までは欧州市場を最重要視していたが、再び世界に挑戦することになったのだ。実は2019年にロシアに再参入、アジアでの展開はシンガポールのみであったが、今回の日本参入はアジアとしてふたつ目の国となる。
肝心のディーラー網はどうする?!
来年の販売スタートに備えて、現在ディーラー網を整備しているが、まずは東京・横浜・名古屋・大阪などを中心に展開していく。
ちなみに15年ぶりの参入となるが、現在日本では4000台あまりのオペル車が走っているという。残念ながら、それら車両の整備は予定していないという。
【筆者:MOTA編集部】
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