3つの波紋は「愛」「勇気」「希望」! 日産のデザインチームが描いた災害派遣医療チーム向け「DMATエクストレイル」が頼もしい!

  • 筆者: MOTA編集部
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日産のデザイン部門が手掛けた災害派遣医療チーム「DMAT」専用エクストレイルのラッピングがカッコいいと評判だ。

厚木市立病院(神奈川県厚木市)のDMATチームが出動用に使用する車両を更新する際、同市に日産の技術開発拠点があることから、日産の地域貢献の一環として実施された。

DMATエクストレイルのデザインの狙いなどを、写真と共に紹介しよう。

>>頼もしい! 日産 エクストレイル「DMAT」カーを写真で見る[画像13枚]

目次[開く][閉じる]
  1. 大規模災害や事故現場に急行し活動する「DMAT(ディーマット:災害派遣医療チーム)」が選んだエクストレイル
  2. ラッピングで赤十字を表現! 日本一カッコいいDMATカーを目指し日産のデザイナーたちが提案
  3. 3本の波紋は隊員たちが与える「愛」「勇気」「希望」を表現!

大規模災害や事故現場に急行し活動する「DMAT(ディーマット:災害派遣医療チーム)」が選んだエクストレイル

「DMAT(ディーマット)」とは、災害派遣医療チーム“Disaster Medical Assistance Team”の頭文字をとったもの。その定義は「災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム」[平成13年度厚生科学特別研究「日本における災害時派遣医療チーム(DMAT)の標準化に関する研究」報告書より]となっている。

ニュースでもその名を聞くことがあるし、DMATを舞台とした作品がドラマ化されたことで知ったという人もいるだろう。チームは医師、看護師、業務調整員(医療職及び事務職員)から構成され、大規模災害や事故現場に急行し活動する。

災害拠点病院に位置付けられる厚木市立病院は、2013年3月より神奈川県のDMAT指定病院となった。万が一の災害発生時には全国規模で支援に出向くこともあるほか、昨今では新型コロナウイルス感染症対応として、横浜港のダイヤモンドプリンセス号といった数々の現場にも出動している。

この厚木市立病院DMATチームの出動用に使われていた車両の代替として、2021年3月に日産 エクストレイルが新たに導入された。

ラッピングで赤十字を表現! 日本一カッコいいDMATカーを目指し日産のデザイナーたちが提案

車両はクラウドファンディングで調達

2013年より開始した厚木市立病院の出動車両は、経年で老朽化が進んでいた。しかし財政の厳しい公立病院とあって、予算は医療機器更新を優先。車両の刷新は後回しになっていたという。そんな中、DMAT車両購入資金はクラウドファンディングで調達したという。

地域貢献の一環としてデザインを提案

2021年3月に導入された新DMATカーのデザインは、日産自動車の技術開発拠点、日産テクニカルセンター(神奈川県厚木市)にあるグローバルデザインセンターが地域貢献活動の一環として手掛けた。

日産のデザイナーやモデラーが17のデザイン案を提案。厚木市立病院が選考し、最終デザインが決定された。ラッピングも、グローバルデザインセンター有志によって施工されている。

3本の波紋は隊員たちが与える「愛」「勇気」「希望」を表現!

ボディサイド、そしてルーフには赤のラインが交差する赤十字のデザインが施され、左右には3本の波紋が広がっている。

3本には、身を挺して災害支援する心を表す「愛」、被災した現場に駆け付ける姿を現す「勇気」、そして被災された方々の希望の存在となる「希望」の意味がそれぞれ込められた。

また白と黒のカラーは、昼夜問わずいち早く現場へ駆けつけるスピード感や力強さ、信頼感を表現する。

デザインを担当した日産自動車 グローバルデザイン本部の鳥居 秀生さんは、厚木市立病院の公式Webサイトに、ラッピングデザインプロジェクトについて『普段は医療に従事されている傍ら、災害発生時には身を挺して活動する姿に深く感銘を受け、日本一カッコいいDMAT車両に乗っていただきたいという思いを込めて、誠心誠意デザインし提案させていただきました。』とのコメントを寄せている。

このようにDMATエクストレイルには、災害支援に充実する人たちへの尊敬と感謝の気持ちが込められていた。もし街でこの格好良くて頼もしいDMATエクストレイルを見かけることがあったら、そんなことも思い出してほしい。

[筆者:MOTA(モータ)編集部]

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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