日産 エクストレイルハイブリッド 新型車解説/渡辺陽一郎(1/2)

日産 エクストレイルハイブリッド 新型車解説/渡辺陽一郎
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2013年に登場した3代目で人気に拍車が掛かった「日産 エクストレイル」

最近はSUVが人気を高めている。その先駆けが2000年に登場した日産の初代エクストレイルだった。

当時からSUVは、三菱 パジェロやトヨタ ランドクルーザーといった悪路走行を重視するオフロード派、トヨタ RAV4やホンダ CR-Vのような市街地向けのシティ派に区分されたが、初代エクストレイルはその両方の持ち味を兼ね備えており、高い人気を得た。

現行の3代目エクストレイルは、2013年12月に登場。北米などで販売されている日産 ローグと共通部分の多いSUVに発展し、外観は丸みのあるスポーティな雰囲気に仕上げられた。

ホイールベースは2代目に比べて75mm拡大して室内空間が広げられ、後席の居住性は従来以上に快適となった。ホイールベースを伸ばしたことで、走行安定性と乗り心地のバランスも向上した。5人乗りだけでなく、3列目シートを備えた7人乗り仕様もラインナップされている。

商品力を高めた結果、現行エクストレイルの2013年度における国内新車登録台数は4万2,533台を記録(自販連)し、2013年度のSUV販売台数ナンバーワンとなった。

エクストレイルにハイブリッドモデルが追加!

日産エクストレイル ハイブリッド
日産エクストレイル ハイブリッド

そんなエクストレイルの人気は、今後はエコカーへと広がりそうだ。日産では現行エクストレイルにハイブリッドモデルを新たに追加した。2リッター直4 MR20DD型エンジンに、ハイブリッドシステムが組み合わせられている。

エクストレイルにおけるハイブリッドの基本的な仕組みは、スカイラインやフーガのハイブリッドと同様に、日産独自の「1モーター/2クラッチ方式」。

この方式の特徴は、エンジンとモーターの間にもクラッチを配置していること。モーターのみで走る場合にはエンジンとモーターを切り離すことで、エンジン関連のシステム抵抗をなくすことが出来る。時速120km以下ではアクセルをオフにしたときなど一定の条件下でエンジンを停止でき、効率的な運転が可能となった。高速走行時には、エンジンを停止させたモーター駆動のみのEV走行が21%に達するというデータもあり、燃料の消費量を効果的に節約できる。

また、発進時や市街地などの低速走行においても、エクストレイルハイブリッドは積極的にEV走行を行う(駆動用電池の充電状態に応じ)。EV走行ではもちろんガソリンを消費せず、ノイズや振動も大幅に抑えられる。

日産エクストレイル ハイブリッド
日産エクストレイル ハイブリッド

アクセルペダルを踏み込めばエンジンが再始動し、モーターとエンジンの両方の動力が組み合わさることで動力性能がアップ。急な登り坂やフル加速時には、2つの動力によりフルパワーを発揮する。

逆に、下り坂や減速時にアクセルを戻したりブレーキペダルを踏めば、減速エネルギーを使って駆動用モーターが発電。この電気はリチウムイオン電池に回生充電され、その電気エネルギーでモーターを駆動させることが出来る。減速エネルギーをムダにせず駆動力として再利用できるのは、ハイブリッドや電気自動車の大きなメリットだ。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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