試乗レポート

日産新型スカイライン 200GT-t[メルセデス製直噴ターボエンジン搭載] 速攻試乗レポート／国沢光宏(1/3)

公開日:2014/05/26 20:26 最終更新日:2014/05/26 20:26

筆者：国沢光宏
カメラマン：オートックワン編集部・日産自動車

日産新型スカイライン 200GT-t[メルセデス製直噴ターボエンジン搭載] 速攻試乗レポート／国沢光宏

日産新型スカイライン 200GT-t Type SP[ボディカラー：ラディアントレッドパールメタリック]

メルセデス・ベンツ E250と同エンジン、最高出力まで同一

かねてより5月下旬の登場と言われていた日産新型スカイラインの2リッターターボ搭載モデル「スカイライン200GT-t」が5月26日に発表された。ウワサ通りメルセデス・ベンツEクラスと同じベンツ製の4気筒直噴ターボを搭載しており(エンジンだけでなく7速ATもセット)、意外なことに最高出力までEクラスと全く同じ。イマドキ珍しいハイオク仕様車です。

JC08モード燃費性能が劣るのはなぜ？

しかも！

車重を見たら1700kgのメルセデス・ベンツ E250より若干軽い1650kgなのに、JC08モード13.6km/Lで、15.5km/LのEクラスより燃費悪い。ということから推察すると、ベンツから「制御関係をいじっちゃダメ！」というブラックボックス状態で供給されているんだと思う(日産では、搭載にあたり最適化は図ったというが詳細な解説はなし)。

日産の技術なら、日本のモード燃費でベンツを超えることなど簡単にできますから。そいつをやらないで欲しいということなんだと思う。輸入車のJC08モード燃費って実燃費に近いため、E250よりスカイラインの方が10%程度悪い？日産の制御技術者からすればスッキリしないだろう。

[次ページへ続く]

狙い目は中間グレード「200GT-t Type P」

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筆者国沢光宏

1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない（本人談）Ｗｅｂサイトを運営中。記事一覧を見る

監修者樺田卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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