日産 ノート 新型車徹底解説(4/6)
- 筆者:
コンパクトなボディに秘めた広い室内空間
ノートはティーダと兄弟関係にあって、ホイールベースなどは同一の寸法を用いている。パッケージング的に見ても、4ドア+リヤハッチというショートワゴンタイプと同じだ。ただし、全長はノートのほうがティーダよりも短く設定されている。
4mを切る全長でありながら室内長は1835mmという長い数値を確保。室内長が長いことで知られるティーダは2035mmを確保しているのでその差は200mmだ。しかし、全長を比べてみるとティーダはノートよりも215mm長い。いかに上手なパッケージング行われているかはデータからもあきらかだ。
装備関係についても十分に納得のいくものが用意されている。グレード展開は上級の15RX、中間の15E、ベーシックの15Sの3種で15Sと15Eには電動アシスト4WDも用意。さらに15Eには装備を少し追加したVパッケージもある。15E以上であればインテリジェントキーやイモビライザー、オートエアコンなども標準装備だ。
同じ血を引き、スタイル的にも似ているティーダはリヤシートにスライド機構を備えるが、ノートにはこの装備ない。ノートは短い全長を生かすことをねらったクルマなので、リヤにスライド機構を付けることをやめ、もっとも使い勝手のいい位置でリヤシートを固定した。室内のアレンジには制約を受けることになるが、リヤシートスライドを必要としないユーザーに余分なコストを負担させる必要はなく、これは正しい選択といえる。
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