【写真で解説】現行Z34型フェアレディZを見逃すな! Z34をチェックすると新型Z35の姿が見えてくる
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:茂呂 幸正・島村 栄二・和田 清志・NISSAN
新しいフェアレディZのプロトタイプが登場し話題騒然だけど、まだまだ販売続行中なのが現行型Z34フェアレディZです。2008年12月のデビューだから、既におよそ12年が経過。でも実は新型Z35もプラットフォームなどはZ34のものを継承するとも言われています。Z34を知るとZ35が見えてくる、かも!?
ロングノーズ・ショートデッキ化で原点回帰を図ったZ34型
6代目となる現行型フェアレディZ(Z34型)のデビューは2008年12月。早くも12年が経過している。
Z34は先代Z33型(2002年~2008年)のFMプラットフォームを流用したが、フルモデルチェンジの際にホイールベースを100mm短縮。歴代フェアレディZのアイデンティティであるロングノーズ・ショートデッキのフォルムを強調するスタイルとなった。
S30初代フェアレディZから脈々と続く「ロングノーズ・ショートデッキ」のスタイルについては、新型Z35プロトタイプでも同様の訴求をしている点は見逃せない。
新型ともボディサイズはほぼ同等か
Z34型フェアレディZのボディサイズは全長4260mm×全幅1845mm×全高1315mm、ホイールベース2550mm。ホイールベースの縮小などに伴い、ベースのFMプラットフォームから大改造が図られた結果、ほぼZ34専用のものに造り替えられている。
新型Z35型は全長4382mm×全幅1850mm×全高1310mmと、ほぼ同様のサイズ。ホイールベースは未発表だが、おそらく現行型の2550mmに近い数値だと推察される。
Z34型はブーメラン型のヘッドライトが印象的。リアのコンビランプについても同様の意匠が反復されている。このデザインは日産の様々なセダンやSUVモデルにも波及した。
オープンモデル「フェアレディZロードスター」もラインナップされていた
さらにZ34型フェアレディZでは、先代に続きオープンモデル「フェアレディZロードスター」も用意された。Z34の登場から1年後の2009年に追加設定されたものの、残念ながら2014年にはひと足お先にモデル廃止となっている。新型フェアレディZにもオープンモデルの追加登場を期待したいところだ。
搭載されるエンジンは、従来型(Z33)後期から搭載されたVQ35HR型3.5リッターノンターボエンジンをベースに排気量を拡大。3.7リッター化したVQ37VHR型とした。後期モデルでは最高出力247kW(336PS)/7,000rpm、最大トルク365N・m(37.2kg・m)/5,000rpmと、なかなかのハイスペックな仕様となっている。
Z34とZ35、新旧フェアレディZのインテリアを比較!
Z34フェアレディZのトランスミッションには6速MTと7速ATが用意された。中でも6速MTには、シフトダウン時に回転数を自動的に合わせる初の「シンクロレブコントロール機能」が追加され話題を呼んだ。
ホイールベースを短縮し、ロングノーズ・ショートデッキの「フェアレディZらしい古典的なフォルム」へと原点回帰したZ34型。インテリアにおいてもその傾向はみられる。
伝統の3連メーターは先代Z33型に比べ、センターコンソール上のさらに目立つ位置に配置。丸型メーターも伝統的な印象だ。
実はパーツ流用もある!? 新旧のインテリア
現行型Z34フェアレディZのインパネ・ダッシュボード回りと新型を見比べてみると、実はドアの開閉ノブなどはZ34型からの流用であることが推察される。またセンターコンソールなどの形状もシルエットなどが良く似ている。現行型ではスポーツカーとしてはシートポジションがやや高めの印象があるが、その辺りが改善されているかどうかも新型の密かな見どころポイントだろう。
[筆者:トクダトオル(MOTA編集部)/撮影:茂呂 幸正・島村 栄二・和田 清志・NISSAN]
>>【写真で解説!】写真で新旧フェアレディZ(Z34&Z35)をチェックしたい方はコチラ
■フェアレディZをもっと知りたい!
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。