新型ランクルよりも大きいSUVから激安ミニバンまで! 国内にも導入してほしい海外専売モデルの日本車3選

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日本メーカーでありながら日本では買えない超魅力的な車種が存在する。今回は、そんな車種の中から、ぜひ日本にも導入してほしいモデルを3台紹介する。

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  1. 海外では現役バリバリのいすゞ! ドギツイ顔がくせになるD-MAX
  2. 全長5.3メートル! ランクルよりもさらに存在感のある日産 アルマーダ
  3. 軽バンを7人乗りに仕立てたスズキ EECO

海外では現役バリバリのいすゞ! ドギツイ顔がくせになるD-MAX

最初に紹介するのは、日本では何年も前に乗用車から撤退したいすゞが、東南アジアを中心に展開しているピックアップトラックのD-MAX。

いすゞは海外で現在も乗用車の生産を継続中で、D-MAXはタイで生産されているモデル。現地では人気を博しており、2019年には3代目モデルにフルモデルチェンジされているほど。

エクステリアは、ウエッジの効いた分厚いボディシェイプでより強く、動きのあるシルエットを実現。ヘッドランプにBi-LEDプロジェクターランプを採用し、シグネチャーランプとのコンビネーションで鋭い印象を与える。

また、テールランプには、ダブルLEDエッジライトを採用。フロント、リヤ共に個性的な外観を特徴付けている。

リヤバンパーは、インテグレートステップバンパーを採用し、従来にない洗練された印象を与えている。

D-MAX自体はトヨタハイラックスが直接的なライバルとなるモデルで、クルマとしてはオーソドックスな仕上がりだが、アグレッシブなスタイルや乗用車的なインテリアはなかなか魅力的だ。

インテリアは、中央に9インチディスプレーを配置した横基調のテーマを採用したインパネを備える。シャープさと、豊かな面質のコントラストで印象的なデザインを実現した。

また、高く幅広くなったフロアコンソールにより、運転席周りは上級感のある見栄え、囲まれ感・コクピット感のあるものに。

フロントシートクッションに低反発のMDIウレタンが採用されており、長距離走行時の疲労低減にも寄与する。他にもベルト装着を促すためのシートベルトリマインダーを装着、全車にむち打ち対応フロントシートを採用する等、安全性にも配慮している。

全長5.3メートル! ランクルよりもさらに存在感のある日産 アルマーダ

続いて紹介するのは、2021年1月にビッグマイナーチェンジをしたばかりの日産 新型アルマーダ。北米で展開されているモデルで、3列・8人乗り仕様の本格的四輪駆動車だ。

新型アルマーダは、フェンダーやボンネットフードを含むフロント周り全てとリヤバンパー、そしてインテリアなども大きく変更を受けてイメージを一新。

ボディサイズは、全長208.9インチ(約5306mm)×全幅79.9インチ(約2029mm)×全高75.8インチ(約1925mm)、ホイールベース121.1インチ(約3075mm)。

ちなみにトヨタ 新型ランドクルーザー(ランクル300 ZX)の場合、全長4985mmx全幅1980mmx全高1925mm、ホイールベース2850mmなので、新型アルマーダのほうがひと回りほど大きく、室内も余裕十分。

実はアルマーダの兄弟車で、中東などで販売される「日産 パトロール」は全長5175mmともう少し短い。アメリカの雄大な大地に相応しいデザインとした分、サイズは大きく立派になった。これはもう日本車ではなく、“ほぼアメ車”だ。

搭載するのは、最高出力400馬力を発揮するV型8気筒 5.6リッター DOHCエンジン。7速オートマチックトランスミッションと組み合わされる。豪快な加速を楽しむというよりは、豊かなトルク(最大トルクは約560Nm)を使って、のんびりとハイウェイ(日本だったら高速道路)を流すようなロングドライブが向いていそう。

タフなフルフレーム構造の四駆なので、大型のキャンピングトレーラーをけん引するのも余裕。けん引時の不安定さを解消するトレーラースウェイコントロールも備わる。

アウトドア・キャンプが人気の昨今、新型ランクルのライバルとして導入するのもアリではないだろうか?

軽バンを7人乗りに仕立てたスズキ EECO

最後に紹介するのは、インドで販売されるスズキ EECO(イーコ)。

軽1BOXのエブリイのボディサイズとエンジンを拡大したモデルで、3列シートの7人乗り仕様のエブリイランディをさらにシンプルにした、いかにも“新興国向け”といったコンパクトミニバンである。

EECOの注目点は、なんといってもその価格。7人乗りで約41万ルピー(日本円で約57万円)と、とにかく激安だ。

インテリアを見てみると、エアバックは運転席のみ、タコメーターなしの割り切った潔い装備内容。ちなみに全グレードでマニュアルエアコンが備わる。

インドでは乗車定員7人に対して、10人くらい乗るのも日常茶飯事なのだとか。

そういった光景には日本でスバル360のような軽自動車、初代サニーやカローラといった大衆車が普及し始めた頃のような「庶民が移動の自由を手にした喜び」や「幸せな家族」といったものがギッシリ詰まっているように感じる。

おそらく今後も日本での展開はありそうにないが、激安ミニバンとして発売するのもアリかも。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

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望月 達也(MOTA編集部)
筆者望月 達也(MOTA編集部)

1984年生まれ。埼玉県出身。週末はサッカーや自転車でツーリングなど体を動かすことが大好きな1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから10余年、乗り換えに悩むユーザーの目線に立ったコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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