アウディ、Audi R8 GT、日本上陸
世界限定333台のうち5台を国内限定発売
アウディ ジャパンは、高性能スポーツカーAudi R8の限定生産バージョンAudi R8 GTを、7月24日より全国のアウディ正規ディーラーネットワーク(103店:現時点)で発売する。
Audi R8 GTは世界限定333台が製造され、うち5台が日本国内限定販売となる。 納車は8月以降を予定している。
Audi R8 GTはフロントウインドウやボンネットのみならずバルクヘッド、バンパー、バケットシートなど、インテリア、エクステリア、テクノロジーの全方位で徹底的に重量を削減。ボディパーツにはカーボンを多用することで、そのベースとなるAudi R8 5.2 FSI quattroよりも110kgの軽量化を実現している。
レッドに塗装されたシリンダヘッドカバーが特徴の改良型V10、5.2リッターFSIエンジンは、標準モデルに比べて、最高出力は35PS上積みされ、560PSのパワーを発揮する。 また、最大トルクは10Nm強化され、6,500rpmで540Nmを発揮。0-100m加速はアウディ市販モデルとして最速の3.6秒。パワーウエイトレシオはわずか、2.72kg/PSとなっている。
ギアシステムはシーケンシャル マニュアルトランスミッションの6速Rトロニック。 電子マネジメントシステムにより「スポーツ」「ノーマル」が用意されたオートマチックモードと、マニュアルモードを選択できる。
シフト操作はセンタートンネルに配置されたセレクターレバー、もしくはステアリングホイールのパドルシフトで行う。
また、停止状態からの発進時にホイールスピンを回避し、素早いスタートを可能にするローンチコントロール プログラムも搭載されている。
クワトロフルタイム4WDシステムは通常運転時にはフロントアクスル15%、リアアクスル85%のパワー配分に設定され、Audi R8 GTの重量配分43:57との良好なマッチングを見せる。
「ビスカスカップリング式センターディファレンシャル」は、必要に応じて1000分の1秒単位で作動し、最大30%のパワーをフロントアクスルに配分できる。 また、リアアクスルに装備された機械式ロッキングディファレンシャルは、加速時に最大25%、オーバーラン時には最大40%のロックアップを行い、トラクション性能を向上させる。
ブレーキシステムには、ベンチレーション機能を備えたカーボンファイバーセラミックディスクをオプションで設定。これはスチール製のディスクと比較して9kgもの軽量化を実現、バネ下重量の軽減にも貢献している。
また、フロントの6ピストンアルミニウム製ブレーキキャリパーは、レッドのアルマイト加工を施されたAudi R8 GTの専用品となる。
限界時の横滑りを防止するESP(エレクトロ スタビリティー プログラム)にもAudi R8 GT専用チューンが施されている。コーナー脱出時のオーバーステアを許容するスポーツモードもボタンひとつで選択が可能。もちろん、サーキット走行時などのために、完全にESPをキャンセルすることもできる。
スポーツ性能に特化したAudi R8 GTは、乗員の快適性を保つためのオートエアコン、パワーウインドウ、MMIオペレーティングロジック採用のナビゲーションシステムやパワフルなサウンドシステムなども標準装備している。
インテリアの素材にもこだわり、シート地、ヘッドライニング、ステアリング、ハンドブレーキレバーにアルカンターラ素材を使用している。
ホディカラーはGT専用色となるサモアオレンジをはじめ、アイスシルバー、ファントムブラックの3種類を設定。さらに無償でオプションのAudi exclusiveを選択することも可能。
Audi R8 GTは、カスタマースポーツ R8 LMSのストリートバージョンとして、R8シリーズの頂点に位置づけられている。
Audi R8 GT
エンジン:V型10気筒5.2リッターDOHC FSI
駆動方式:クワトロ
ハンドル:左 トランスミッション6速Rトロニック
価格(消費税込):27,420,000円
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