ジェイテクトグループ、地球環境にやさしい水圧ポンプを新開発


~ジェイテクトフルードパワーシステム 水圧事業を強化~

株式会社ジェイテクトのグループ会社である株式会社ジェイテクトフルードパワーシステムは、河川等の水質保全に貢献するなど地球環境にやさしく、水潤滑で高耐久性を維持し、高出力となる水圧システムに搭載する水圧ポンプを新たに開発いたしました。


株式会社ジェイテクト(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:佐藤和弘)のグループ会社である株式会社ジェイテクトフルードパワーシステム(本社:愛知県岡崎市、代表取締役社長:岡安高雄、以下「ジェイテクトフルードパワーシステム」)は、河川等の水質保全に貢献するなど地球環境にやさしく、水潤滑で高耐久性を維持し、高出力となる水圧システムに搭載する水圧ポンプ(ギヤポンプおよびピストンポンプ)を新たに開発いたしました。
なお、ピストンポンプについては、高圧で双方向回転する水圧ポンプとして世界初となります。


【水圧ポンプの開発経緯】
近年は、気候変動による洪水などの災害が増加しており、河川や水路を制御する水門の役割が大きくなっています。そうした中、河川等の水質保全のため、環境にやさしい水圧システムのニーズが増えていくことが予想されます。
ジェイテクトフルードパワーシステムは、コア技術である油圧技術を活かして、環境負荷軽減に貢献する水圧事業を強化し、水圧システムに搭載できるポンプを開発しました。

【開発品の特長】
油と比較して水は粘度が低いため、油圧と同じポンプでは高圧になるとポンプ内部の水漏れが大きくなり、エネルギー損失が大きくなります。水漏れを減らしてエネルギー損失を低減するためには、各部の隙間を小さくする必要がありますが、油と比べて潤滑性が低い水の場合、焼付きが生じやすいという課題がありました。
そこで、ポンプ内部の隙間を小さくして水漏れを低減しながらも焼付きを防止するため、ジェイテクトグループで保有している表面処理技術や、樹脂、ステンレスなどの材質を最適に組み合わせたポンプを開発しました。


【開発品を使用した水圧システムの事例】
一方向吐出ギヤポンプを使用した一般的な水門開閉システム(図1)

双方向ピストンポンプを使用して精密制御ができるサーボ水門開閉システム(図2)


※これらは、農業用水用の水門(樋門)、堰、閘門などの開閉システムに適用できます。


【今後の展望】
環境負荷の軽減要求が今後もますます高まる中で、ジェイテクトフルードパワーシステムは水質保全に貢献すべく、水圧ポンプの量産化を進め、全国各地の水圧システムの設置を支援していきます。また、河川での水門以外の用途、さらには産業機械、各種試験装置への水圧ポンプの展開も検討していきます。
ジェイテクトフルードパワーシステムは、これからも地球環境にやさしい商品を開発・提供することで、「地球のため、世の中のため、お客様のため」に貢献し、より良い未来づくりに邁進してまいります。


【株式会社ジェイテクトフルードパワーシステムの会社概要】
所在地    〒444-3592 愛知県岡崎市鉢地町字開山45番地
設立     1958年2月1日
主たる業務  油圧・空気圧・自動車部品、各種検査試験機の製造・販売
従業員    433名 (2023年6月1日現在)
URL     https:www.jtekt-fluid.co.jp


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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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