日産から3列シートSUVの新型「インフィニティ QX60」発表、ただし日本発売予定は「いまのところなし」

先代モデルは40万台以上を販売、インフィニティブランドを支える中核モデル「QX60」

日産は、同社の高級ブランド「INFINITI（インフィニティ）」から、ファミリー向けプレミアムSUVのニューモデル「インフィニティ QX60」を世界初公開した。

フルモデルチェンジしたQX60は、これまで累計40万台以上を販売するインフィニティの中核モデル。2020年9月には新型を予感させるコンセプトモデル「QX60 モノグラフ」も登場。日本的な“間（ま）”を意識したというデザインは、日本でも公開されていた。

新型QX60はこのコンセプトモデルのテイストそのままに登場した。

ファミリー層が心地よく使用できる充実の先進装備を完備

新型インフィニティ QX60のインテリアは、プレミアムモデルらしい広々とくつろげる雰囲気とした。室内にはなめらかでソフトな素材をふんだんに使用。高解像度のタッチスクリーンやワイヤレス充電、Wi-Fi接続、チャイルドシートを外さず3列目シートにアクセスできる2列目シートなど、毎日を快適かつスムーズに過ごすための充実した先進装備を揃えた。

INFINITIのチェアマン、ペイマン カーガー氏は『INFINITIにとってQX60は最重要モデルの一つです。新型QX60で、INFINITIは現代的でかつ、日本的なラグジュアリーを表現しました。力強く、直感的な操作が可能な、乗る人に安らぎをもたらすこのプレミアム3列シートSUVでは、お客さまが求めているものをすべて実現しました』とコメントした。

残念ながら日本での発売予定はなし

日本的なラグジュアリーを体現したというインフィニティ 新型QX60。しかし日産では「現段階でインフィニティ車を国内導入する予定はない」としており、新型QX60が日本で発売される見込みもない。

現在日本でも、3列シートの大型SUVをポストミニバンとして注目する層が密かに増えている。実際、輸入車の3列シートSUVは各社とも好調な売れ行きを示しているという。日産の英断に期待したいところだ。

[筆者：MOTA（モータ）編集部／撮影：日産自動車]

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