マツダ 新型 「MAZDA3」発売 | 世界初となる“次世代エンジン”を採用

マツダ 新型「MAZDA3」を発売

マツダは2019年5月24日、遂に新型MAZDA3(旧アクセラ/アクセラスポーツ後継モデル)を国内でも発売。価格は218万1000円~362万1400円※。

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新型 MAZDA3のボディタイプは、デザインコンセプトが異なるセダンとファストバック(5ドアハッチバック)の2種類が用意される。動力性能については車体構造を一新し、操縦性と快適性を向上させた次世代車両構造技術「スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー」を新たに開発。

またパワートレインはマツダが世界で初めて実用化した独自の燃焼方式「SPCCI(火花点火制御圧着着火)」を採用した「スカイアクティブ-X」をはじめとする4種類のスカイアクティブエンジンを搭載している。

そのほか、静粛性や各スピーカーの位置と方向を刷新したオーディオシステム「マツダ・ハーモニック・アコースティックス」、進化した先進安全技術「アイ・アクティブセンス」、操作性と機能性を向上させたコネクティビティ・システム「マツダ コネクト」を装備した。

ファストバックモデルはすでにドイツのデザイン賞で最高賞を受賞しているなど、よりハイクオリティなデザインを実現したモデルとなっている。

※スカイアクティブ-G 2.0モデルは2019年7月下旬、スカイアクティブ-Xモデルは2019年10月発売予定。

新型 MAZDA3の主な特徴

パワートレイン

MAZDA3は4種類のスカイアクティブエンジンを設定した。

■1.5リッター 直列4気筒直噴ガソリンエンジン「スカイアクティブ-G 1.5」

■2.0リッター 直列4気筒直噴ガソリンエンジン「スカイアクティブ-G 2.0」

■1.8リッター 直列4気筒直噴クリーンディーゼルターボエンジン「スカイアクティブ-D 1.8」

■2.0リッター 新世代ガソリンエンジン「スカイアクティブ-X」

新世代エンジン「スカイアクティブ-X」とは

「スカイアクティブ-X」はマツダ独自の燃焼方式「火花点火制御圧着着火(Spark Controlled Compression Ignition : SPCCI)」を実用化した世界初の内燃機関。圧縮着火を制御する技術をガソリンエンジンで実用化したエンジンである。

ディーゼルエンジンの初期レスポンスの良さとトルク、ガソリンエンジンのリニアな操作感と高回転まで伸びるスムーズさを兼ね備えている。さらに「Mハイブリッド」を組み合わせたモーターアシストによって燃費性能の向上をサポートしている。

新世代車両構造技術 スカイアクティブ・ビークル・ダイナミクス

「G-ベクタリング コントロール プラス(以下、GVC Plus)」では新たにブレーキによる車両姿勢安定制御(直接ヨーモーメント制御)を追加し、旋回中におけるドライバーのハンドル戻し操作に応じて外輪をわずかに制動し、車両を直進状態へ戻すための復元モーメントを与えることで、車体の安定性を向上させる機能。車体の追従性や挙動の収束性を改善。

また、GVC Plusと協調しハンドル操作に応じて、旋回時の前後輪へのトルク配分を最適に制御する新しいAWD制御を採用した。これにより高速走行時の車線変更や雪道などでも安定した動きを実現した。

静粛性能とオーディオシステムを向上させた室内空間

振動を減らす新開発の減衰構造を採用し静粛性を向上させた。また、人間の特性に合わせて新開発した8スピーカーのオーディオシステム「マツダ・ハーモニック・アコースティック」を採用。一部グレードには、Bose社との共同開発をしたBoseオーディオシステム(12スピーカー)をメーカーオプションで設定した。

新型 MAZDA3 デザインの主な特徴

日本の伝統的な美意識に基づく「引き算の美学」によって、不要な要素をそぎ落としたシンプルな造形により、生命感と上品な美しさを表現した。ファストバックとセダンの2ボディタイプをラインナップし、それぞれ異なるデザインコンセプトになっている。

セダンタイプ: デザインコンセプトは「凛とした伸びやかさ」

伝統的なセダンの3ボックスの様式に則り、ワイド&ローを引き立てた水平基調のフロントとリアのデザイン、パーツをクロームメッキ仕上げ等にすることで、セダンに求められる優雅で美しいプロポーションと高級感を実現した。

ファストバックタイプ:デザインコンセプトは「色気のある塊」

Cピラーの造形とショルダー部のキャラクターライン(車体側面に付けられた凹凸形状の線)を使わず、湾曲させたパネルのみでボディを構成したリアデザインによって、低重心で"塊感"を与えるデザインを表現している。

ボディサイドの面造形は連続的な美しさを表現。また、ホイールアーチに新構造を採用し、フロントノーズを低くするためフロント回りの機能を統合するなど、美しさを求め、こだわりを注ぎ込んでいる。

またシグネチャーウイング(フロントグリルの下側から左右のヘッドランプへとつながる翼のような造形のこと)の仕上げ、リアのコンビランプデザイン等もファストバック / セダンコンセプトに合わせて異なっている。

“シンプル”を意識した内装

シンメトリーなレイアウトや水平基調の造形など、シンプルな構成となっている。人とクルマの一体感を高めるために、コックピットのすべてを左右対称にレイアウトをした。

またコックピット以外の要素をシンプルにすることで、コックピットの存在感を高め、運転に集中できるようにするなどスッキリとしたデザインとなっている。

さらに本物の革が持つ良さを表現するために、内装シボを新開発した。シフトレバー周辺にも新開発の「2層形成シフトパネル」を採用。表層のカラークリア層と基材の黒いメタリック層の2層構造によって外観とマッチする立体感のある表現とした。

多彩なボディカラー

マツダの代表色であるソウルレッドクリスタルメタリック、マシーングレープレミアムメタリックを含めた全8色(セダンは7色)をラインナップ。

ファストバックのモデル専用色として新開発のポリメタルグレーメタリックを開発した。同色はファストバックの造形を際立たせるため、金属の質感と樹脂特有の滑らかな素材感を融合させている。

室内配色でも新カラーを採用

ファストバック / セダンともに、ブラックレザーの内装、ブラックファブリックの内装を2種類ラインナップ。また、セダン専用色としてピュアホワイトレザーの内装を設定。さらにファストバック専用色としてワインのような赤色のレザー「バーガンディ」を新開発した。

新型MAZDA3開発主査:別府耕太氏のコメント

新型MAZDA3の開発主査である別府耕太氏は「クルマに興味がない人が、MAZDA3に出会った瞬間に一目で気に入り 『つい買っちゃったよ』 となってほしい。MAZDA3に出会ったことで 『生活が楽しくなりそう』とか 『今までとは違うことが出来そう』 というような、ユーザーの世界を広げるキッカケをつくるクルマになってほしい」という願いを込めたという。

新たな3つの先進安全技術

先進安全技術「アイ・アクティブセンス」で使用しているセンサーやレーダー、カメラからの情報を連携させることで、各技術間の協調制御の精度や性能を向上させた。

「居眠り」や「わき見」をチェックするドライバー・モニタリング

運転中のドライバーの状態を赤外線カメラと赤外線LEDでチェックし、瞼の開き具合やまばたきの頻度、口や顔の向きなどから「居眠り」を、視線の方向と視線の動きから「わき見」の有無を検知する。システムが危険と判断すると警報で注意を促したり、ブレーキ警告のタイミングを早めることで衝突回避・被害軽減の効果を高めた。

クルージング&トラフィック・サポート

高速道路での渋滞時などにアクセル・ブレーキ・ステアリング操作をアシストし、疲労軽減に貢献する機能。同機能が作動時は自動で車速を調整し、先行車との車間距離を保ちながら追従走行するほか、コーナーではレーンに沿った走りがしやすいように操舵トルクをアシストするシステム。

出会い頭の衝突回避をサポートする「フロント・クロス・トラフィック・アラート(FCTA)」

新採用のフロントレーダーにより、見通しの悪いT字路などで前進時に側方の死角から接近してくる車両を検知し、ドライバーに警告する前側方接近車両検知機能。

進化したコネクティビティ・システム

マツダ コネクト

センターディスプレイを8.8インチのワイドに拡大し情報量を増やすとともに、ドライバーの視線に対する配置を適正化し、視認性も向上。センターコンソールにあるコマンダーの上面をタッチパッド化し、地図の拡大縮小等ができるなど直感的な操作を実現した。

マツダ コネクトに新サービス コネクティッドサービス

新たに車載通信機を搭載し、事故や病気などの緊急時にはオペレーターとつながることで迅速に緊急車両を手配することができるなどのサポートサービスを提供する。

また、スマートフォンアプリ「MyMazda」と連携することでクルマの状況やドアの閉め忘れなどを確認できる。

各ボディタイプのサイズと価格

ファストバック

■全長:4460mm

■全幅:1795mm

■全高:1440mm

■ホイールベース:2725mm

■エンジン:スカイアクティブ-G 1.5、スカイアクティブ-G 2.0、スカイアクティブ-D 1.8、スカイアクティブ-X

■駆動:2WD(FF)/ 4WD(スカイアクティブ-G 1.5、スカイアクティブ-D 1.8、スカイアクティブ-Xのみ)

■ミッション:6速AT、6速MT(スカイアクティブ-G1.5、スカイアクティブ-Xのみ)

■価格:218万1000円~362万1400円(消費税込)

セダン

■全長:4660mm

■全幅:1795mm

■全高:1445mm

■ホイールベース:2725mm

■エンジン:スカイアクティブ-G 2.0、スカイアクティブ-D 1.8、スカイアクティブ-X

■駆動:2WD(FF)/ 4WD(スカイアクティブ-D 1.8、スカイアクティブ-Xのみ)

■ミッション:6速AT

■価格:247万円~355万1200円(消費税込)

各エンジンの仕様と発売日

※スカイアクティブ-Xは現時点では未発表

ガソリンエンジン スカイアクティブ-G 1.5

■排気量:1496cc

■ボア×ストローク:74.5mm×85.8mm

■圧縮比:13.0

■最高出力:82kW(111PS)/6000rpm

■最大トルク:146N・m(14.9kgf・m)/3500rpm

■WLTCモード燃費:16.6km/L

ガソリンエンジン スカイアクティブ-G 2.0

■排気量:1997cc

■ボア×ストローク:83.5mm×91.2mm

■圧縮比:13.0

■最高出力:115kW(156PS)/6000rpm

■最大トルク:199N・m(20.3kgf・m)/4000rpm

■WLTCモード燃費:15.8km/L

ディーゼルエンジン スカイアクティブ-D 1.8

■排気量:1756cc

■ボア×ストローク:79.0mm×89.6mm

■圧縮比:14.8

■最高出力:85kW(116PS)/4000rpm

■最大トルク:270N・m(27.5kgf・m)/1600-2600rpm

■WLTCモード燃費:20.0km/L

各エンジン搭載モデルの販売・予約開始日

■スカイアクティブ-G 1.5 2019年5月24日発売

■スカイアクティブ-D 1.8 2019年5月24日発売

■スカイアクティブ-G 2.0 2019年5月24日予約受注開始(同年7月下旬販売開始予定)

■スカイアクティブ-X 2019年7月予約受注開始予定(同年10月販売開始予定)

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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