ロールス・ロイス「ゴースト」特別モデルを日本へ導入
世界35台限定の「ゴースト」特別コレクションを日本へ導入
ロールス・ロイスは2019年2月19日、「ゴースト」の35台限定の「シルバー・ゴースト・コレクション」を1台日本に導入することを発表した。
生産に至った背景
1904年にイギリスで、チャールズ・ロールズとクロード・ジョンソンがサー・ヘンリー・ロイスの「シルバー・ゴースト」を駆り、当時前例のない連続走行距離の新記録1万4371マイルを達成。彼らの成功は3年後、メディアを通じ世界に認められることになり、この車両は自動車とラグジュアリーにおける世界的なベンチマークとなった。
この優れたエンジニアリングの業績を称え、2018年型のビスポーク・ゴーストの特別コレクションがロールス・ロイス本社において生産された。
「シルバー・ゴースト・コレクション」の特長
本モデルは外装の、特注複合銀塗装カシオペアシルバーの色合いがオリジナル感を演出している。さらに塗装職人が手作業で8時間かけて仕上げた特注コーチラインは、純銀の微粒子が塗り込められ、本コレクションの存在感をより際立たせている。
またフロントには「シルバー・ゴースト」の特徴的な黒いグリルを模し、周りのカシオペアシルバーの背景に「SILVER GHOST-SINCE 1907」の文字が刻まれている。
内装では、フォレストグリーンの特製レザーがあしらわれており、オリジナルの配色を施した。さらに新デザインとなる、先端に銀をあしらったレザーを初採用し、フロント/リアドアパニエに取り入れられた。また室内に装備された時計は、銀塊をイメージしており「Silver Ghost Since 1907」という文字が刻まれている。
トレッドプレートには、「Silver Ghost Collection-One of Thirty-Five (シルバー・ゴースト・コレクション-35台の中の1台)」という文字が刻まれており、限定生産車であることの証明となる工夫が施された。また、各車のドアに格納されたロールス・ロイス製の傘は端部が銀色に縁どられ、そのユニークな由来を示す刻印が先端に記された、チューダーオーク製持ち手が付いている。
ロールス・ロイス・モーター・カーズ取締役社長 トルステン・ミュラー・エトヴェシュ氏のコメント
「シルバー・ゴースト・コレクション」の開発は、当社創業者らの優れた業績への敬意を表すものです。ロールス・ロイス・ビスポーク・チームはオリジナル「シルバー・ゴースト」の豊かな物語を巧みに織り込み、現代のオマージュを創造しました。今日、当社の製作スタッフ・技師らはこの卓越した遺産を受け継ぎつつ、あらたなラグジュアリーを定義する比類のない車を生産しています。ロールス・ロイスとの歴史が長い国である日本でお披露目できることを大変うれしく思っています。
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