日産スカイライン誕生から60年 歴代13モデルを全て展示するイベントを開催

日産 スカイライン(初代ALSI型)

日産は、同社を代表するモデル「スカイライン」が4月24日に誕生から60周年を迎えることを記念し、4月20日に六本木ヒルズで特別イベントを開催した。

スカイラインは、1957年4月24日に誕生した。発売当時、スカイラインは、同クラスでトップの出力と最高速を誇るモデルで、多くの方の「憧れのクルマ」として存在した。

その後の歴代車においても、常にその時代の最先端の技術に挑み続け、進化してきた。

そして、現在の13代目「スカイライン」も、日本を代表するモデルとして、最先端のテクノロジーでその走りを磨き、ドライバーの心を高揚させるという志を受け継いでいる。

日産 スカイライン(8代目R32型)
日産 スカイライン(4代目C110型)

今回開催された特別イベント「SKYLINE TIMELINE」では、歴代スカイライン13台を一同に展示すると共に、ゲストによるトークショーや、歴代車が発売された其々の時代にタイムスリップしその当時の「スカイライン」と共に写真撮影出来る体験会などを実施した。

「SKYLINE TIMELINE」イベントに出席した日産 専務執行役員 星野朝子氏は、「これまでに、300万台を超えるスカイラインが国内で販売され、現在も20万台以上が、日本の道を走っています。60歳を迎えるスカイラインは、日産車の中で、最も長い歴史を持つモデルブランドです。同じ名称で60年もの長い間存続したクルマは、長い自動車の歴史において、大変貴重な存在です。これは、スカイラインに込めた日産のモノづくりのプライドを示していることにほかなりません。そして何よりも、スカイラインを愛する多くの方々の熱い想いに支えられてきた証です。」と語った。

なお、「SKYLINE TIMELINE」は、4月21日(金)~24日(月)まで、六本木ヒルズアリーナで開催している。

>>歴代スカイライン13台の写真を見る

スカイラインの歴史

【1957年 初代(ALSI型)】

クラス最高出力の60馬力エンジンを搭載。当時の国産車最速の最高速度125km/hを誇った。「運転する喜び」を享受するセダンは、人々の憧れの存在となった。

【1963年 2代目(S50型)】

1964年の第2回日本グランプリに出場した「スカイラインGT」は、ポルシェ904GTSを7周目で抜き去るという離れ業を成し遂げ、「羊の皮を着た狼」という称号が与えられた。

【1968年 3代目(C10型)】

広告キャンペーン「愛のスカイライン」で、パートナーとグランドツーリングを楽しむクルマというイメージが定着。ボクシーなスタイリングから、のちに「ハコスカ」の愛称も誕生した。

【1972年 4代目(C110型)】

「ケンとメリーのスカイライン」の広告シリーズが異例のヒットを記録。累計販売台数も歴代最高の約66万台を記録するベストセラーとなった。

【1977年 5代目(C210型)】

”SKYLINE JAPAN”のメッセージとともにデビュー。モデルライフ後半の1980年にはターボエンジン車を追加し、省燃費・高性能・低公害・静粛性を妥協なく追及し、80年代が求める新しいGTの姿を実現した。

【1981年 6代目(R30型)】

ポール・ニューマンを広告キャラクターに起用し、走りを追い求める真のGTとしての道を歩む。日産としては8年ぶりとなる4バルブDOHCエンジン搭載の2000RSも追加し、「走りのスカイライン」を待望するファンを歓喜させた。

【1985年 7代目(R31型)】

ソフィスティケートされた高級スポーティサルーンを目指した7代目は、C10以来搭載されてきたL20型に代わり新世代のRB20エンジンに一新するほか、世界初の4輪操舵システム「HICAS(ハイキャス)」も搭載した。

【1989年 8代目(R32型)】

走行性能の徹底的な追求からボディサイズを縮小し、若さと躍動感のある斬新なスタイリングのボディに、4輪マルチリンクサスペンションを始めとする新機軸を満載した。16年ぶりに復活した「GT-R」はレースで再び無敵の存在となり、鮮烈な印象を残した。

【1993年 9代目(R33型)】

コンセプトは、居住性と快適性にスポーツ性を合わせ持つ「卓越した走りの本流グランドツーリングカー」。ボディサイズは拡大したものの、軽量化や重量配分の改善も同時に施し、変化する時代をしなやかに生きるオーナー像を投影した。

【1998年 10代目(R34型)】

ホイールベースと全長を再び短縮し、同時に剛性を大きく向上させたボディは"DRIVING BODY"と名づけられ、誰も体験したことのないスポーツドライブの感動を提案していた。

【2001年 11代目(V35型)】

従来のスポーツの概念を一変させたモデル。いかなる走行状況や路面状況でも常にフラットな姿勢を保ちつつ快適に速く走る「フラットライド」の思想をもとに、コンパクトなV型6気筒エンジンをフロントミッドシップに搭載した新世代「FMパッケージ」を採用した「プレミアムスポーツセダン」として劇的に進化した。

【2006年 12代目(V36型)】

「魅惑・洗練・高性能」をコンセプトに、新たに「VVEL」を組み込んだV6エンジン、さらなる高剛性ボディ、アルミ高強度材を多用した新設計のサスペンション、世界初の4輪アクティブステア(4WAS)など、スカイラインらしく多数の新機軸を導入しつつ、洗練度を高めた内外装でも好評を博した。

【2014年 13代目(V37型)】

世界初のステアバイワイヤーを実現した「ダイレクトアダプティブステアリング」や、圧倒的な走行性能とトップレベルの環境性能を両立した「インテリジェントデュアルクラッチコントロール」によるハイブリッドパワートレインを採用。さらに日産のセーフティシールドコンセプトを体現する「全方位運転支援システム」を全グレードに標準装備し、世界最高レベルの安全性能も実現した。

日産 スカイライン(2代目S50型)日産 スカイライン(3代目C10型)日産 スカイライン(5代目C210型)日産 スカイライン(6代目R30型)日産 スカイライン(7代目R31型)
日産 スカイライン(9代目R33型)日産 スカイライン(10代目R34型)日産 スカイライン(11代目V35型)日産 スカイライン(12代目V36型)日産 スカイライン(13代目V37型)

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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