トヨタ人気ミニバン、ヴォクシー/ノアに第3のモデル「エスクァイア」が登場 ~上級志向のミニバン新機軸~

トヨタ 新型 エスクァイア /用品装着車 Gi (ハイブリッド車)

トヨタは、新型「エスクァイア」を10月29日に発売した。新型エスクァイアは、広い室内空間を追求した5ナンバークラスミニバンにワンランク上の高級感を付与し、高級車の新たな選択肢として開発された。国内市場に新たなポジションを築く「新上級コンパクトキャブワゴン」である。

エクステリアは、バンパー下部まで伸びる堂々とした縦基調のフロントグリルをはじめ、ドアハンドルやバックドアにメッキ加飾を施すなど、きらびやかさと圧倒的な存在感を表現。また、インテリアでは、インストルメントパネルからドアトリムにかけて合成皮革をあしらい、金属調加飾やステッチが採用された。

さらに上級グレード「Gi」では、ステアリングホイールやシフトノブに黒木目調加飾を施したほか、シート表皮を全面合成皮革とし、内装色にバーガンディを使用するなど上質さを追求している。そのほか、低床フラットフロアのパッケージにより、広い室内空間、優れた乗降性などミニバンとしての高い基本性能を確保するとともに、ハイブリッド車では、クラストップレベルの低燃費23.8km/Lを達成するなど、環境性能との両立も実現している。

価格(消費税込)は2,592,000円~3,204,000円としている。また、同時に発売となったウェルキャブ(福祉車両)は2,727,000円~3,361,000円となっている。

トヨタ 新型ミニバン「エスクァイア」(ESQUIRE)ハイブリッドフロントイメージ/これまでのミニバンのイメージを変える「質感の高さ」や「こだわりの強さ」を大切にした新たな高級車を目指したエスクァイアトヨタ 新型ミニバン「エスクァイア」(ESQUIRE)ハイブリッド リアイメージ/これまでのミニバンのイメージを変える「質感の高さ」や「こだわりの強さ」を大切にした新たな高級車を目指したエスクァイアトヨタ 新型ミニバン「エスクァイア」(ESQUIRE)ハイブリッド フロントビュー/これまでのミニバンのイメージを変える「質感の高さ」や「こだわりの強さ」を大切にした新たな高級車を目指したエスクァイアトヨタ 新型ミニバン「エスクァイア」(ESQUIRE)ハイブリッド リアビュー/これまでのミニバンのイメージを変える「質感の高さ」や「こだわりの強さ」を大切にした新たな高級車を目指したエスクァイアトヨタ 新型ミニバン「エスクァイア」(ESQUIRE)ハイブリッド/大きな「T字」構えのフロントグリルが特徴

▼ここからは新型「エスクァイア」の詳細

ワンランク上の高級感と圧倒的な存在感を誇るエクステリア

■きらびやかで堂々とした意匠によりワンランク上の「高級感」を表現したフロントビュー

・アンダーグリルまで伸びる堂々とした大きな「T字」構えのフロントグリルとサイドから挟み込んだバンパー造形、奥行きのある造形のフォグランプカバーによりワイド感と堂々感を表現。

・グリルを覆う縦基調のメッキ加飾バーのきらびやかさがワンランク上の高級感を表現し、中心から両端部にかけて縦バーのパターンを変化させることでワイド感と立体感を演出。さらにグリルバーとヘッドランプはスモーク塗装を施し「T字」の造形を強調。

・フロントシンボルマークは、車名の語源である中世ヨーロッパの従騎士の盾と矛のほか、紳士のスーツ姿の襟元、さらには略称の「Esq」の文字をモチーフに車のアイデンティティを明示。

トヨタ 新型ミニバン「エスクァイア」(ESQUIRE)ハイブリッド/大きな「T字」構えのフロントグリルが特徴トヨタ 新型ミニバン「エスクァイア」(ESQUIRE)ハイブリッド

■開放感のあるキャビンと躍動感のあるボディを両立したサイドビュー

・サードシートまで続く大きなガラスエリアと、前方から後方に向けてせり上がる躍動的なベルトラインにより、見晴らしの良いキャビンの圧倒的な開放感とボディの力強さを両立。

・ステンレスベルトモールとメッキ加飾を施したドアハンドルでサイドビューに高級感を付与。さらに、グレーメタリック塗装のホイールが上質さを表現。

トヨタ 新型ミニバン「エスクァイア」(ESQUIRE)ハイブリッド サイドビュー/これまでのミニバンのイメージを変える「質感の高さ」や「こだわりの強さ」を大切にした新たな高級車を目指したエスクァイア

■広く開放的な室内を感じさせ、気品の高さを印象付けるリアビュー

・バックドアのメッキ加飾の広がりある造形と切れ味のある断面がワイド感と高級感を演出。バックウインドウに浮かんでいるような構成とすることで室内の開放感と上質なリアビューを表現。

トヨタ 新型ミニバン「エスクァイア」(ESQUIRE)ハイブリッド

■ボディカラーには、艶やかで深みのある色味がさらなる高級感と上質感をプラスするスパークリングブラックパールクリスタルシャインを含む、全7色を設定した。

高級感を追求し、洗練を極めた上質なインテリア

■「Gi」にはインストルメントパネルからドアトリムにかけての表皮を施した箇所、およびシート表皮の全面に合成皮革を採用し、内装色にバーガンディを設定するなど上質さを表現。さらにシート表皮は、ドット穴から赤い色目を見せる繊細な表現としたほか、夏は熱くなく、冬は冷たく感じにくい昇温降温抑制機能付の合成皮革を採用。

トヨタ 新型 エスクァイア Gi (ハイブリッド車)

■「Gi」のステアリングホイールとシフトノブ(除くハイブリッド車)には、本革と黒木目調加飾を施すなど、上質なインテリアを実現。

トヨタ 新型 エスクァイア Gi (ハイブリッド車)

■ヒーターコントロールパネルは艶やかなピアノブラック塗装とするなど高級感を表現

■インストルメントパネル助手席側の大型オープントレイとドアトリム上部には、金属調加飾とステッチを施し、気品の高さを演出。

■メーターには金属調加飾の三眼リングや立体的な文字目盛を使用し、モダンさと上質さを両立。

トヨタ 新型ミニバン「エスクァイア」(ESQUIRE)ハイブリッド/ステアリングトヨタ 新型 エスクァイア /ハイブリッド専用オプティトロンメーター (メーター照度コントロール付)トヨタ 新型ミニバン「エスクァイア」(ESQUIRE)シフトノブトヨタ 新型ミニバン「エスクァイア」(ESQUIRE)ナビトヨタ 新型ミニバン「エスクァイア」(ESQUIRE)ハイブリッド
トヨタ 新型 エスクァイア /シート表皮トヨタ 新型 エスクァイア /オーバーヘッドコンソールトヨタ 新型 エスクァイア /助手席大型オープントレイ (合皮巻き)トヨタ 新型 エスクァイア /助手席アッパーボックストヨタ 新型 エスクァイア /グローブボックス

ミニバンとしての優れた基本性能

<パッケージ>

■低床フラットフロアにより、クラス最大級の広々とした室内空間、低くステップのない乗り込み口による優れた乗降性、使い勝手の良い荷室を確保。

・全高を1,825mmに抑えながら、室内高を1,400mmとするなど、車内での快適な移動に寄与。

・スライドドアの乗り込み高さを360mmとし、スライド量も805mmと大きくとり、車内まで続くフラットな床面としたことで、子供・高齢者にも優しい乗降性に寄与。

■ホイールベースを広くとったほか、セカンドシートの背面形状や膝が持ち上がらない着座姿勢を保つシート座面の工夫などにより、セカンドシート、サードシートの膝まわりスペースを確保。

トヨタ 新型 エスクァイア Gi (ハイブリッド車)
トヨタ 新型 エスクァイア シートアレンジ (スーパーリラックスモード) 7人乗りトヨタ 新型 エスクァイア シートアレンジ (フリーアクセスモード) 7人乗りトヨタ 新型 エスクァイア シートアレンジ (ビッグラゲージモード) 7人乗りトヨタ 新型 エスクァイア シートアレンジ (ビッグラゲージモード) 8人乗りトヨタ 新型 エスクァイア Gi (ハイブリッド車)

<環境性能>

■ハイブリッド車は1.8Lアトキンソンサイクルエンジン(2ZR-FXE)と本格ハイブリッドの搭載により、優れた環境性能(JC08モード走行燃費:23.8km/L)を発揮。なお、バッテリーはフロントシート下に配置することで、ゆったりくつろげる居住空間や大容量の荷室、優れた使い勝手を確保。

■2.0Lエンジン(3ZR-FAE)搭載のガソリン車は高効率のバルブマチックやSuper CVT-iなどの採用で、このクラスのガソリン車でトップレベルの環境性能(JC08モード走行燃費:16.0km/L)を確保。

■ガソリン車「Xi」(4WD車・車両重量1,650kg以下)を除く全車で「平成27年度燃費基準+20%」を達成。「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定取得とあわせ、「エコカー減税」の免税対象。

トヨタ 新型ミニバン「エスクァイア」(ESQUIRE)ハイブリッド/エンジンルーム

<安心・安全装備>

■音声対話と経路の先読みでドライブをサポートする「エージェント」、ナビゲーションにアプリケーションソフトを追加できる「Apps(アップス)」、および安心・安全サービスを中心とした「オンラインケア」からなるT-Connect対応ナビゲーションをオプション設定。

■車庫入れ時にシフトを「R」に入れると駐車枠を認識し、OKボタンを押すだけで駐車枠にまっすぐ駐車するよう自動で操舵支援するインテリジェントパーキングアシスト(広角カラーバックガイドモニター+イージーセット機能付)をオプション設定。

■夜間走行時に室内カメラのセンサーが先行車や対向車のヘッドランプ、テールランプなどの光を検出し、ハイビームとロービームを自動で切り替え、ドライバーの前方視界確保を支援するオートマチックハイビームや、高輝度の光で夜間走行時の安心感を高めるLEDヘッドランプを設定。

トヨタ 新型ミニバン「エスクァイア」(ESQUIRE)モデリスタ仕様

ウェルキャブ(メーカー完成特装車)も設定

トヨタ 新型 エスクァイア

■車いすのまま乗降ができる「車いす仕様車(スロープタイプ)」は、バックドアからの荷物の出し入れが容易になる「手動スロープ前倒れ機能」の採用や、「後付けセカンドシート」を設定することで、車いすを使用しなくなった場合に“普通のクルマ”として使用可能。また、一部の仕様に電動スロープをオプション設定。

■運転席への移乗をサポートし、車いすの格納も一緒に電動で行える「フレンドマチック取付用専用車(ウェルライド)」を設定。

■セカンドシートがそのまま車いすになる「サイドリフトアップシート車(脱着タイプ)」には、シートが格納された時の前後スライド位置・リクライニング角度の自動記憶機能を採用し、使用性を向上。

■シートが回転して車外へスライドダウンする「助手席リフトアップシート車」には、シートが下降した時の高さと、格納した時の前後スライド位置、リクライニング角度の自動記憶機能を採用し、使用性を向上。

トヨタ 新型 エスクァイア

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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