マツダ、「SKYACTIV-D(ディーゼル)」搭載車が国内販売10万台達成
「走る歓び」と優れた環境性能の両立で、急拡大する国内ディーゼル乗用車市場をけん引
マツダは、「SKYACTIV(スカイアクティブ)技術」のディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」搭載車の国内販売台数が、2012年2月の「マツダ CX-5」導入以降2年7か月で、累計10万台を達成したと発表した。
「SKYACTIV-D」は、乗用車用量産ディーゼルエンジンとして世界一の低圧縮比(14.0)により、マツダの従来のディーゼルエンジンと比較して約20%の燃費改善、低速から高速までスムーズでリニアなレスポンスと低速域の大幅なトルク向上の実現、高価なNOx後処理装置なしでグローバルにおける排出ガス規制をクリア、といった特長を持つ新世代クリーンディーゼルエンジンである。
一般的にディーゼルエンジンはガソリンエンジンより燃費が良く、燃料コストに優れていることが知られているが、近年は大トルクによる走りの良さも注目を集めている。マツダは、このディーゼルエンジンにいち早く着目し、「SKYACTIV-D」の開発・普及に取り組むことで、走る歓びと優れた環境性能を両立してきた。
2011年は約9,000台だった国内のディーゼル乗用車市場は、2012年2月の「CX-5」発売以降、2012年11月の新型「アテンザ」、2014年1月の新型「アクセラ」の導入もあり、2013年は約75,000台へと急拡大している。なお、2013年は約75,000台のうち、その6割にあたる約45,000台が「SKYACTIV-D」搭載車となっている。
既に「SKYACTIV-D」搭載車を購入したユーザーからは、「驚くほど燃費が良い」「燃料代が半分になった」といった環境性能や経済性に対する評価だけでなく、「加速が気持ちいい」「合流の不安や坂道のストレスがなくなった」「運転が楽しい」「ついつい遠出したくなる」「生活が変わりドライブが楽しくなった」など、「SKYACTIV-D」がもたらす「走る歓び」への高評価も数多く寄せられているという。
なお、マツダは、小型化した「SKYACTIV-D 1.5」を今秋発売するコンパクトカー新型「マツダ デミオ」に搭載する予定だ。
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