【新型ノア&ヴォクシーグレード選び】長く乗るならデザインが新鮮に感じるヴォクシーのハイブリッドモデルがオススメだ!

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2022年1月に登場したトヨタの新型ノア&ヴォクシー。その先進性あふれる内容については、さまざまなところで取り上げられている他の記事を見ていただくとして、ここでは新型ノア&ヴォクシーのベスト・バイ・グレードをズバリ、検証したい。

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  1. 先代モデルではヴォクシーが圧倒的に人気だった
  2. 将来売却するときのことを考えると新型ヴォクシーの方が良さそうだ
  3. 7年以上乗り続けるならハイブリッドが吉!

先代モデルではヴォクシーが圧倒的に人気だった

2022年はファミリー向けのミニバン、Mクラスボックス型ミニバンのまさに買い時の1年になる。なにしろ、1月にはライバルメーカー激震の驚愕の内容で登場した新型ノア&ヴォクシーが発売されたからである(ホンダ 新型ステップワゴンや日産 新型セレナも控えている)。

まず、ノアかヴォクシーかは、顔つきの違いがほとんどだから、ノアかヴォクシーかは好みで選べばいい……なんていう一般論はここではしない。ミニバンは1台の所有年数が長いクルマとして知られているが、最終的には次のクルマ(ミニバン)に乗り換えることになる。

その際、買い取り、下取り価格がより有利なほうがいいに決まっている。で、先代モデルの2021年度の販売台数を見てみると、ヴォクシーが7万85台、ノアが2万5229台と、ヴォクシーが3倍近く売れている。

つまり、ヴォクシーが圧倒的に人気だったのだ。

将来売却するときのことを考えると新型ヴォクシーの方が良さそうだ

ビックマイナーチェンジで走りや顔つきが激変した先代モデルだが、新型と比較して、ボックス型ミニバンの命とも言える顔つきの変化幅がより大きく、より新鮮に感じられるのは、まさしく新型ヴォクシーのほうなのである。

その新型ヴォクシーは、新型ノアが標準車とエアロモデルを揃えるのに対して、より精悍かつスタイリッシュで堂々としたエアロモデルのみ。そう、人気モデルに絞り込んだ結果、単一モデルでの登場となったわけだ。

つまり、将来的な価値まで考えると、ヴォクシーが有利ということになりそうなのだ。どうしてもノアの顔じゃなきゃダメ……という人以外、新型に関してはヴォクシーを選んだほうが良いだろう。

で、新型ヴォクシーのグレード展開を見てみると、構成は実にシンプル。ハイブリッド車の上級グレードのS-Z、その2WD/4WD。基準グレードのS-G、その2WD/4WD。ガソリン車もまったく同様だ。

なお、2列目席がキャプテンシートの7人乗りと、2列目ベンチシートの8人乗りがあるが、絶対的にお薦めなのは、キャプテンシートにストレート超ロングスライド機構を新採用した7人乗りである。

先代同様、2座のキャプテンシートを横スライドさせれば、おむつ替えにも便利なセミベンチシートにアレンジできるほか、新型では中寄せスライドなし超ロングスライドが可能になり、座り心地、折り畳みテーブルが使える居心地の贅沢感が飛躍的に向上しているからである。

7年以上乗り続けるならハイブリッドが吉!

ここでハイブリッド車か、ガソリン車か? という選択に迫られるが、価格差は35万円。トヨタのガソリン車とハイブリッド車としてはけっこう差は小さめと言っていい。

ここでのポイントは、もし車検を3回以上、つまり7年間以上乗り続けるつもりであれば、迷うことなくハイブリッド車である。

理由は明白。今は世界的な電動車時代であり、7~8年先と言えば世界的に電動車ばかりになっているはず。いち早く電動車に乗り換えることは、7~8年後の売却時にも有利になり、現時点での35万円差はその売却時に大きく圧縮されると考えられるからだ。

ベースが決まったところで次回はオプション装備について触れていきたい。

【筆者:青山 尚暉】

トヨタ/ヴォクシー
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新車価格:
309万円396万円
中古価格:
19.8万円592万円

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青山 尚暉
筆者青山 尚暉

学生時代はプロミュージシャン、その後自動車専門誌2誌の編集を経てフリーのモータージャーナリストに。現在は自動車業界だけでなく、愛犬のラブラドールとジャックラッセルとともに、愛犬との快適で安全なクルマ旅を提案するドッグライフプロデューサーとしても活動中。また、クルマのパッケージを寸法で比較するため、独自の計測ツールを開発。1台につき25項目以上を詳密計測。実用性の目安として、記事中で展開している。現在、自動車用純正ペット用アクセサリーの企画、開発も行う。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。記事一覧を見る

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