スズキ ワゴンRスマイル人気でついにワゴンRが首位に立った! ハイトワゴンサイズのスライドドアが軽自動車の主流となる!?
- 筆者: 篠田 英里夏(MOTA編集部)
- カメラマン:雪岡直樹/茂呂幸正
全国軽自動車協会連合会が発表した2021年10月の軽四輪車通称名別新車販売台数で、首位に君臨し続けたホンダ N-BOXを引きずり下ろしたのがスズキ ワゴンRだ。
現行ワゴンRは2017年に登場した6代目だが、なぜ1位になることができたのだろうか。その立役者である派生車種、ワゴンRスマイルが選ばれる理由を紹介したい。
ワゴンRが軽自動車販売ランキングでトップに!
販売台数ランキングには2021年9月に発売されたばかりの派生車種、新型ワゴンRスマイルも含まれている。それ以前のワゴンRの順位は9位~12位とくすぶっていただけに、新型ワゴンRスマイルの影響が大きいことがわかる。
新型ワゴンRスマイルの大きな特徴は、ワゴンRサイズの全高1695mmでありながら後席にスライドドアを装備していることだろう。
これまで軽自動車の主流はホンダ N-BOXをはじめ、スーパーハイトワゴンと呼ばれる全高1700mm超でスライドドアを持つモデルだったが、徐々にその様相が変化している。
新型ワゴンRスマイルの開発にあたり、スズキが行った調査ではワゴンRユーザーの約40%が「ワゴンRサイズのスライドドアが欲しい」とスーパーハイトワゴンより小さなサイズでのスライドドアニーズがあることがわかった。また、同様のサイズで新型ワゴンRスマイルのライバル車種とも言えるダイハツ ムーヴキャンバスがことから、誕生した。
スライドドアは乗り降りのしやすさが一番の魅力
スライドドアのメリットといえば、やはり開口部が広いことが一番に挙げられる。
スズキ ハスラーやワゴンRなどに採用されている「ヒンジドア」ではかがみながら斜めに乗り込まなければならないが、スライドドアは広く開けられること、段差がないことなどから乗り降りしやすい。
さらにパワースライドドアが備えられていればスイッチを押すだけで自動で開閉することができ、子どもや高齢者であっても開けやすい。またドアを左右に開くスペースが必要ないため、強風などでドアが必要以上に開けられ、隣のクルマにぶつけてしまう「ドアパンチ」の心配がないこともメリットだ。
129万円台から用意される手頃な価格帯もワゴンRスマイルが人気の理由だ
また、スライドドアでありながら価格が安価であることも魅力だ。
新型ワゴンRスマイルには3つのグレードが用意されている。価格(税込)はガソリンエンジンの「G」が129万6900円、マイルドハイブリッドを搭載する「ハイブリッドS」が147万2900円、「ハイブリッドX」が159万2800円。
ホンダ N-BOXの価格帯が142万9000円から223万3000円であることからも、スライドドアモデルでありながら比較的安価に感じられる価格が、スーパーハイトワゴンほどの高さが必要でない人にとっては魅力的なモデルとなっている。
Gグレードでもスズキの予防安全機能「スズキセーフティサポート」など一般的な装備は備わっている。ハイブリッドSは両側スライドドアの電動機能や運転席の調節機能、運転席のシートヒーター、チルトステアリングなどを装備。
さらにハイブリッドXはハイブリッドSに約12万円追加することで、LEDのライト類、6スピーカー、360度プレミアムUV&IRカットガラス、右側後席のパーソナルテーブルなどが備えられており、装備面でも充実している。
華やかなボディカラーもワゴンRスマイルの人気を高めている
ほかにも、ボディカラーに設定される2トーンをはじめとする12色の個性的な色合いや、広瀬すずさんが新型ワゴンRスマイルを紹介するテレビCMもワゴンRスマイルの魅力をさらに高めている。
ユーザーニーズに応えたハイトワゴンサイズのスライドドアの新型ワゴンRスマイルは、これからも順調に販売台数を伸ばしていきそうだ。もしかすると今後新たな軽自動車の主流となり得るかもしれない。
【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】
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