国産ピックアップはハイラックスだけじゃない! 今こそ国内販売して欲しい国産ピックアップ5選

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日本で今新車で買えるピックアップトラックはトヨタ ハイラックスだけ。だが、かつて日本では三菱を筆頭に多くのメーカーが発売をしており、今なお東南アジアや北米市場では継続販売されているモデルが数多く存在する。そこで今回は海外で売られている国産ピックアップトラック5台をご紹介するとともに、今後期待したいことを考えてみよう。

目次[開く][閉じる]
  1. 三菱に日産、マツダ。そしてホンダも海外でピックアップを販売中
  2. ダットサントラックは海外で独自進化! ハイラックスのガチライバル「フロンティア/ナバラ」
  3. じつは三菱の大黒柱の一台! トライトンは東南アジアで爆発的ヒット中
  4. CX-5のデザインがそのままトラックに!? マツダ BT-50
  5. ホンダのピックアップはらしさ満点! 荷台の使いやすさが素晴らしいリッジライン
  6. ハイラックスに続け! 国内にピックアップ投入を切望

三菱に日産、マツダ。そしてホンダも海外でピックアップを販売中

国内外のモデル含め現在、正規販売で買えるピックアップトラックはトヨタハイラックスだけである。

しかし、かつて国内メーカー各社がハイラックス級のピックアップトラックを日本でも販売していたのだ。加えて、現在も北米や東南アジアではピックアップトラックを乗用車代わりに使うことも多いのもあり、日本メーカーのモデルは海外市場で継続販売されている。

以上の背景もあり、ここではトヨタ以外の日本メーカーのピックアップトラック5台を紹介していくとともに、今後期待したいことを考えてみたい。

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ダットサントラックは海外で独自進化! ハイラックスのガチライバル「フロンティア/ナバラ」

ダットサントラックはもともとブルーバードのピックアップトラック版的存在であった。

だが、1972年登場の7代目モデルあたりから、ピックアップトラックとしてブルーバードからは完全に独立。

日本では10代目モデルを最後に、ダットサントラックは日本では絶版となっている。その一方で北米市場ではフロンティア、東南アジアなどはナバラの車名で継続され、現行モデルは2020年にビッグマイナーチェンジされている。

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じつは三菱の大黒柱の一台! トライトンは東南アジアで爆発的ヒット中

三菱自動車のピックアップトラックの歴史は、初代パジェロのベースとなった1970年代後半のフォルテからと長く、フォルテとその後継車となるストラーダは1999年まで日本でも販売された。

その後、2005年にストラーダの後継車として初代トライトンがタイで誕生。2006年から2011年まで、3.5リッターV6エンジン搭載車が日本でも販売されたのだが、残念ながら不発に終わっている。

トライトンは2014年に2代目モデルに移行し、2018年にはビッグマイナーチェンジを受けており、三菱自動車が持つモデルを世界的に見れば、大きな柱となっている。

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CX-5のデザインがそのままトラックに!? マツダ BT-50

じつはマツダもピックアップトラックの歴史は1960年代からと長い。

日本でも馴染みのあるマツダのピックアップトラックは、1990年代に日本にも導入されたプロシードで、プロシードにはハイラックスサーフを大型化したイメージの7人乗りワゴンボディとなるマービーもあった。

プロシードの後、マツダのピックアップトラックは日本に導入されていないが、BT-50になってからの初代と2代目モデルはフォードとの共同開発車だった。

2020年に登場したBT-50の現行型3代目モデルは、マツダはいすゞと日本では小型トラックのエルフをタイタンの車名でのOEM供給で関係があることもあり、いすゞがタイ国で生産するD-MAXのOEMとなっている。現行BT-50はOEMながら、鼓動グリルの採用などによりマツダ色を十分感じるエクステリアを持つ点が特徴だ。

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ホンダのピックアップはらしさ満点! 荷台の使いやすさが素晴らしいリッジライン

ホンダ リッジラインは2005年に初代モデルが登場。2016年登場した現行モデルは、ホンダがピックアップトラックでは後発なこともあり、ラダーフレーム構造ではなくモノコックボディとなる点など、乗用車色が強いことが特徴だ。

ピックアップトラックは切り替え式のパートタイム4WDが多いところ、リッジラインは電子制御4WDとなること。

リアはマルチリンクとなる四輪独立サスペンションの採用、タイヤハウスの飛び出しがない荷台や荷台下部にかなり容量の大きい収納スペースを持つ点などが挙げられる。

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ハイラックスに続け! 国内にピックアップ投入を切望

海外では日本車のピックアップトラックがこれだけ販売されているのを見ると、日本において正規販売で買えるピックアップトラックがハイラックスしかないということには寂しさを感じる。

それだけに各社とは言えないにせよ、ハイラックスの一人勝ちを阻止するためにも一社でいいからピックアップトラックの日本導入を検討して欲しい。

【筆者:永田 恵一】

トヨタ/ハイラックス
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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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