BMW Z4 実燃費レビュー【高速道路編】(1/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
使い易いBMWのマニュアルシフト機構
東松山インターチェンジから、関越自動車道に乗った。
3リッター6気筒エンジンの余裕あるパワーとトルク、引き締まった乗り心地などによって、Z4にとって高速道路でのドライブは快適そのものだ。エンジンに組み合わされたトランスミッションが、また素晴らしい。
7速ツインクラッチ式オートマチックトランスミッションは、ステアリングポストに設けられたパドルとシフトレバーでマニュアル変速できる。ツインクラッチ式ATは他メーカーの各車に採用されるようになったが、Z4のそれもそれらに劣らず、素早く、変速のタイムラグが皆無な上に、ショックを伴わずにスムーズそのものだ。
ツインクラッチ式に限らず、BMWのマニュアルシフト機構付きATで感心させられるのは、シフトレバーの変速方向だ。
シフトレバーを“D”モードから“M”モードに入れ、マニュアルシフトしようとする際に、Z4ではシフトレバーを進行方向前方に押すとダウン(-)、手前に引くとアップ(+)となる。
つまり、5速で走っている時に向こう側に押すと4速に落ち、手前に引くと6速に上がる。
一見すると、進行方向に押すのだからシフトアップする設定の方が自然に感じられるかもしれないが、加減速に伴うG(重力加速度)の方向から考えれば、“進行方向に押して、ダウン”が正しい。
減速すれば前のめりになるし、加速すればのけぞる姿勢を思い出してみて欲しい。だから、よりシビアなレーシングカーは、すべてこの向きに造られている。
BMWは以前は他のメーカーと同じように、“押して、アップ”だった。それを数年前に大英断を下し、180度変更して今日のかたちとなった。他に、同じ方式を採っているのはマツダだ。
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