レースゲームも燃費勝負! 実車にも生かせる「燃費を抑えるコツ」をご紹介

  • 筆者: 大田 夏輝
  • カメラマン:オートバックスセブン/MOTA編集部
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「燃費」というワードはクルマを運転する誰しもが多かれ少なかれ意識するものだろう。そして、その概念は日常的な公道を走行する際だけでなく、閉鎖されたサーキットなどでのレース、ひいてはeモータースポーツにも存在する。

今回はeモータースポーツで学ぶことができる日常走行の際に使える燃費節約の手法を考えていきたい。

目次[開く][閉じる]
  1. ゲームで燃費走行を身につけることができる
  2. ショートシフトや徐々に加速することは実走行でも有用だ
  3. 「燃料マップ」はECOモードの役割を果たす

ゲームで燃費走行を身につけることができる

eモータースポーツと言えば聞こえはいいけれど、たかがゲームでしょと思う人も多いかもしれないが、侮ることなかれ。例えばゲーム内のレースで燃料を気にせず走っていた場合に、うっかりガス欠を起こしてしまう……といったこともある。

燃費を気にしなければならないレースの場合は、様々な手段を使って燃費の節約を試みる。コンマ1秒を争う中で、いかに効率よく燃費を節約するかという問題はレースの結果にも影響を及ぼすと同時に、ドライバー同士の水面下での戦いとも言える。

故に、筆者自身もeモータースポーツにおける有名タイトルのひとつ「グランツーリスモ」シリーズの中で結果を出すためにその手法を磨いた。そして、その技術は実際の運転でも有用であることに気づいた。

目下ガソリン価格は高騰が続き、レギュラーでも160円台後半と前年の同時期と比べると20円近くも上昇している。特に通勤等で日常的に運転をしている方にとっては影響が大きく、燃費を良くすることを心掛けて運転すれば、それだけ節約にも繋がるだろう。

レースではタイム、日常の運転では支出とそれぞれ目的は異なるが、燃費がドライバーに与える影響は大きいと言える。今回はeモータースポーツにおけるレース、日常の運転どちらにも使える「燃費を節約できる運転手法」について紹介していこう。

ショートシフトや徐々に加速することは実走行でも有用だ

通常特にレースカーのような高回転型エンジンの場合は、レブリミットギリギリまで回転を引っ張ったうえでシフトアップした方が速く走れるが、その分燃料も消費してしまう。そこで、回転数が上がりきらないうちにシフトアップすることで燃料を抑えて走ることができる。

レースでは場面を選ばずに手軽にできることから燃費走行の常套手段と言える。

一方、公道ではレブリミットまで回転数を上げる場面はほぼないと同時に、オートマチック車はシフトアップが自動で行われるため意識することもあまりないかもしれない。

しかし、オートマチック車であってもアクセルを強く踏めば回転数は上がってしまう。高速道路での合流等アクセルを強く踏まなければ逆に危険になってしまう場面はあるが、交差点での発進や、幹線道路での走行においては優しくアクセルを踏み、徐々に加速することによって燃費を向上させることができる。

稼げる燃費はわずかではあるだろうが、特にペダルの踏み方はクセとなっていることが多い。これを機に一度見直してみるのもいいのではないだろうか。

「燃料マップ」はECOモードの役割を果たす

グランツーリスモでは燃料マップという、エンジンに送られる燃料の濃度をドライバーが調整できる仕組みがある。これによってエンジン出力を抑えた上で燃費を稼ぐことができる。前述のショートシフトほどの効果は無いが、長い直線での終盤や、連続コーナー内など、ショートシフトでは調整がしにくい箇所で用いることが多い。

実車で言えば「ECOモード」が同等の役割を果たしていると言えるだろう。公道を走る場面においてはほとんどECOモードで走行していても悪影響はない。強いて挙げるとしたら高速道路の登り坂くらいだろう。本当に必要な場面以外ではECOモードで走ることも燃費を抑える上では大切だ。

【筆者:大田 夏輝】

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筆者大田 夏輝
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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