マツダ ロードスター(2018年改良モデル)実燃費レポート | 進化を続けるライトウェイトスポーツの燃費はいかに?(2/4)
- 筆者: 小鮒 康一
- カメラマン:茂呂 幸正・小鮒 康一
マツダ ロードスター(2018年改良モデル) 実燃費レポート | 市街地編
マツダ ロードスター(2018年改良モデル)の市街地・街乗りでの実燃費:16.2km/L
アイドリングストップ機構(i-stop)や減速エネルギー回生機構(i-ELOOP)を持たないSグレードだけに、燃費に寄与するのは軽量ボディだけと、いささか厳しい条件となる渋滞の多い市街地走行。
しかし、52.5kmを走行してメーター上の燃費は16.2km/Lと思ったよりは悪くない。WLTC市街地モード燃費が12.0km/Lだから、今回はかなり良好な数値と言えそうだ。
MT車だとどうしても面倒な渋滞だが、ロードスターは比較的クラッチも軽めで扱いやすいため、それほど神経質にならなくても楽々発進できる。
また、シフトストロークも短く、スコスコと小気味よくシフトゲートに吸い込まれていく感覚はクセになるほど。シフト操作ですら楽しめるので、渋滞時のストレスも他車に比べて少ないものだった。
マツダ ロードスター(2018年改良モデル) 実燃費レポート | 郊外路編
マツダ ロードスター(2018年改良モデル)の郊外路での実燃費:20.6km/L
郊外路はおよそ30km(実走行28.7km)の道のりで走行車両も信号も少ないため、一定のペースで走行できるシーン。軽量コンパクトで、ステアリングレスポンスも良好なロードスターにとっては走らせるのが気持ちいいコースだ。足回りも適度にストローク感のあるもので、乗り心地も決して悪くないため、同乗者がいても不満の声が出る可能性は低いだろう。
そんな郊外路での燃費は20.6km/L。スポーツカーながら堂々のリッター20km超とは恐れ入る。WLTC郊外路モード燃費は17.7km/Lとなっているから、ここでもカタログ燃費を大きく上回る数値となった。もちろんここでもインジケータの表示に合わせてシフトチェンジをしているが、ストレスを感じるシーンは皆無だった。
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